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2019.12.31
XML
カテゴリ:愛to暁のヨナ
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​800万部突破…!​​
800万…800万…(反芻)

嬉しいです。素晴らしいです。


​暁のヨナ31巻・感想&高華国に関するロジックについて(姉編)​

*以下、最新・31巻についてのネタバレあり感想です。
未読の方は、お気を付けください。*


一度、本誌で緋龍城に返って来た回(179話・虚しい歓声)の際に感想を書いていますが、
改めて。



北戒(千州)の豪族・クエルボ襲来を撃破し、囚われていたヨナ姫や四龍たちも取り戻した
ハクたち高華国軍(火の部族+空の部族軍)。

負傷した兵士たちの救護を行っているキャンプ地にて、
ケイシュク参謀は、ヨナ一行に「同盟を組み、緋龍城へ戻らないか」という提案をする。

物語の舞台は、いよいよすべての要素の地理的中心地、緋龍城へ!!!



以前、クエルボ編が終了した際に、
「戒帝国千州(クエルボ)編について」記事を書いたのですが、
そこで、こんな↓書き方をしてました。

とにかく。作品的には、丁寧に丁寧に、詰めるところは詰めた!
という状態までいよいよ来ていると思います。


こうやって書くと、かなり​クライマックス感​があるような…​
作品的に、最終決戦的なイメージがするかと思いますが、
​私の考えでは、​おそらくそれはまだだと思っています。​

​まだ、やらなくちゃいけないことが山ほどあります。​

とにかくまずは、​​要素バランスを整える必要があります。​​


私の認識的には、この『暁のヨナ』という作品は、
​​要素バランスをわざと悪く見せることで構成してある、
ミステリー作品
​​
です。​

作品の釣り…パッケージや作品導入部から、
決して嘘をついているわけではないんですが、
かなり意図的に、​要素バランスを不明瞭にする仕掛け​が施されていると思っています。


前作・NGライフをご存知の読者なら、分かると思うのですが、​
草凪先生は、話筋にとても論理的な仕掛けを施される作家です。​

論理的というのは、「○○という事象があるから、△△ということが言えるんだ」という​
​因果関係がしっかりあり、また、説明する要素の抜けのない状態で、​
​​​誰しもが納得できるように説明すること…だと思います。


※NGライフにおける「前世→現世間のロジック」とは、具体的には
​◆生まれ変わった際の記憶の喪失は、前世に悔いのない場合、
もしくは生まれ変わった後に、前世の悔いがなくなった場合に起こる​

◆生まれ変わる際には、前世に憧れていた人物像等、望んだ人物像で生まれることが出来る
という決まり事の2点から、
◆故に、裕真君に前世の記憶がないのは、
前世のセレナが悔いを残さない状態で亡くなったからか、
もしくは悔いがなくなったからである

◆故に、裕真くんが男性として新たな生を生きているのは、前世のセレナが
それを望んだからであり、現世はその望みが実現している幸せな状態なのだ
という、敬大くんの前世への悔いを和らげ、現世を否定する感情を打ち消してくれるような
証明へつながる流れのことを言います。


『暁のヨナ』に関しても、NGライフ同様に、
​​作品を成立させるための、ある「ロジック」があると思っています。​
(あまりこういった作品解説をされることはありませんが…。)

もう少し細かく言いますと、
「第一話でスウォンさんが引き起こした謀反劇」の原因、
それを読み解くことが出来る
「高華国に関わる、あるロジック」が、
最初からきっちり作り込まれています。


NGライフにおいては、主役を救う事が出来る「前世→現世」間のロジックについて、
それをそれぞれ体現するような前世仲間たち(凌さん、榊原姉妹、御影)が作中に投入され、
一人ずつの描写に尺を取った後、
作品のクライマックスで、主役の前にそれらが「ロジック」に繋がることが一気に提示される、
という作りになっていました。

ただ、このロジック提示に関しては、要素の最重要キーマンであった麗奈ちゃんについて、
前世と関わりがあるという点や、前世における彼女の動向について、
終幕付近まで一切の説明がなかったため、
読み手側がロジックとの繋がりを予測することは、
非常に困難な作り
になっていたと思います。

最終回付近まで読んで、ようやく「こういう作りだったんだ!」と驚く感じです。


ただ、『暁のヨナ』は違います。

恐ろしいことに、ロジック形成に必要な要素は、
そのすべてを、かなり初期からちゃんと出してるんです。

本当に粗々のロジックを形成するだけの要素出しだったら、
​1~3巻までの間でほとんど終わってる!!​​…と思っています。


4巻以降は、
ひたすらその「ロジック」を裏付けるような動向・エピソードであったり、
骨格だけだった「ロジック」を肉づけるような補完的な要素出しが、
30巻まで積み重なっている…という認識で、私は読み進めています。


​​このロジックは、強固です。​​
作中、複雑怪奇な設定群で補強しまくってあり、
ちょっとやそっとじゃ壊すことは出来ません。


これほどはっきりしたロジックに関して、
何故、一生懸命読み込んでいる読者ですら、
ほとんど掴むことが出来ない
のか…。
理由としては、挙げ連ねると、6点。

​​1、作品のパッケージとして、読み方を提示していない点。​​
ロジックを読み解くミステリー的な作品だと、説明していない。
認識しやすい、​「伝説の少女が成長し、活躍するファンタジー作品」だという入口と、
それっぽい道筋が作ってある。​
※この入口と道筋は、引っ掛けというわけでありませんが、
明らかにそれだけをやっている作品ではない。


​​2、ロジックが、少女漫画としては異常に社会的な観点の要素で
構成されており、複雑である点。​​
この点については、​男性読者の方が解読が得意なんじゃないか​と思います。
(魔法的な要素も大真面目に組み込まなければならない為、
そこは頭を柔らかくして受け入れる必要があります。)


​​3、あくまで、この作品がやろうとしているのは
『少女漫画』である点。​​
2で見たように、この作品を読み解くことは、
男性読者の方が得意なんじゃないかと思うこともあるのですが、
​そういった方たちは、逆に「『少女漫画』へ集約するパワー」を読み解くのが
苦手なのかな、と。​

「ぼくの地球を守って」や「フルーツバスケット」のような、
白泉社・花とゆめの歴代作品を読み慣れていると、
ヨナのやろうとしてることも実はとても掴みやすいのですが。


​​4、作中で、当該ロジックを壊そうとしているキャラクターが居る点。​​
このキャラクターの動向は、
常に当該ロジックに対してのアンチテーゼ​
になってます。​
このキャラクターの行動が、読者の作品読解上、要素認識を大いにかく乱させている、
とも言えるのですが、
だからこそ、このキャラクターの動向の反対側に何があるのかを冷静に捉えれば、
当該ロジックの存在は、ありありとその形を見て取ることが出来る、
とも言うことが出来ます。


​​5、作中に登場するほとんどキャラクターが、
当該ロジックについて明確に認識出来ていない点。​​
作中に登場するキャラクターは、
「個人の」主観で、さも当然のように物事を説明して来ます。​
そのキャラクターにとってはそれが真実なので、決して「嘘」ではないのですが、
​それをまともに受け取ると、読者の要素認識が、
作中の要素バランスの実態とズレるんです。​


​​6、作中で30巻に渡り、当該ロジックについて、
ひらすら隠そうとして来たキャラクターが居る点。​​
コイツが、本当に厄介。
「暁のヨナ」がこれほど超長期シリーズ化した元凶です。​
まぁもうこの段階ですので、はっきり言っちゃいます。​ハクさんです。​​



大変ややこしい書き方をして来ましたが、結局何が言いたいかと言うと、
要は、「ロジック形成の為の要素は、
​​初期初期から思いっきり出してあります。​​
それでもこのロジックが読者に認識されないのは、
わざと要素バランスが悪く描かれているからです」​
ということです。

要素は出してあるんだから、
​あとはそこの​バランスを整えるだけ​なんです。​
​それが、今回の「緋龍城帰還」という展開でやるべきことだと思っています。​


​『暁のヨナ』は、この先も長い!!​…と思っています。​

NGライフのロジックは、主役を救ってくれるものでしたが、
暁のヨナで設定されたロジックは、違います。
​​このロジックそれ自体が、混沌の原因です。​​

このロジックと、
それに伴って巻き起こっている「今の事態」がはっきり顕在化したところで、
​​あらゆるキャラクターが真っ青になるだけなんです。​

​​「で、この事態をどうするの!?」​​というのが、物語の本題です。​
↑ここに、あれだけの数のキャラクターたちが、
それぞれ向き合わなきゃいけないんです。

もちろん、関わりの大きさや、役割の重要度の大小は多分にありますが、
一人ひとり、抱えているバックグランドが違いますので、
既に他界したキャラクターたちも含めて、
本当に一人ひとりの主観を描く必要があると思うんですよ。


ヨナ姫が30巻に渡り、ひたすらやって来たことは、
この事態の打破に向けた足場固めというか…​
​この事態を受けとめるための、心の形成…準備?というか…。​

​​​ヨナ姫だけは、今起こっている事態に対して、
一切間違いのない動きをして来てます。​​​
​ずっと。最初から。​一人だけ。​

ヨナ姫は、事態の全貌をはっきりと認識しているわけではないと思いますが、
ロジックも、現在起こっている事態に関しても、
感覚的にはしっかり掴んでます。最初から。

​​​「暁のヨナ」は、少女漫画ですから。​​​


単行本30巻を越えての、緋龍城帰還…!

私としては、クライマックスと言うより、どちらかと言うと、
​​​​ようやく『スタート』に辿りついた!​戻って来れた!!​​​
といった感覚です。



31巻の感想でもなんでもなくなっちゃいましたが、
とにかく!!

来るべくして来た展開だと思っています。

この記事上では、「ロジック」という言い方をして来ましたが、
​​​「謀反劇の原因」となるもの。​​​

これに関しては、おそらくもう、作中で何も隠してはいません。
「答え」は、全部そのまま描いてあります。


あとは、​​とにかく要素バランスを的確に捉えること。​​


そしてもう一つ。

​​​​「スウォンさん」を、なめて捉えないこと。​​​​
きちんと、地に足のついたキャラクターとして
彼の見ている世界を、思いっきり立体的に考えて読むこと、です。
「もし自分がスウォンさんだったら、
何が、どんなバランスで見えてるか」、を本気で想像すること。

このキャラクターは、
​「聖人君子」なんていい加減な作りのキャラクターではありません。​​
現実世界に生きている人間に、天然の聖人君子なんて居るわけがないんです。

本誌で、ゼノさんですらスウィンさんを「掴めない」と称していましたが、
​…そんなことはない。​
スウォンさんは、
作中で最も「感情」から作られているキャラクター
だと思っています。

「最も」じゃないか…
「ヨナ姫と同じで」…かな。


ヨナ姫とスウォンさんに関しては、​
正直なところ、本当に読者に誤解されてることが多いというか…
(草凪先生の描き方が、いやらしいだけなんですけど…)
​​​とにかく、「エゴ」を捉えてください!!​​​

ヨナ姫とスウォンさん、
​​​​この2人のキャラクターは、​​
「『感情』と『エゴ』がすべて」です。​​
キャラクターのアイデンティティです。​


この2人の感情とエゴを捉えて、初めて
この『暁のヨナ』が描いているものが何なのか、はっきりと見えて来ると思います。


​​最初から、そういう作りの少女漫画です。
…と、私は思っています。

by姉
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2019.12.31 17:54:22
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