組合にスーパーマン出現!
活動が行き詰った管理組合に、突然役員の中からスーパーマンが出現!スーパーマンはこれまでの社会経験で培ったノウハウを活用し、管理組合を劇的に改革して行く。パチパチパチパチ!スバらしい話です。インターネット等に紹介される成功美談を聞くと、うちの管理組合にもいつかはスーパーマンが!と妄想を抱く方もいるのではないでしょうか? スーパーマンの出現は有難いお話しですが、キビしい現実があります。1.そもそも、スーパーマンが出現するとは限りません。人材が少ない小規模マンションでは確立は低いでしょう。2.スーパーマンが活躍するためには、管理組合がスーパーマンの存在を受け入れる土壌が必要です。組合員がスーパーマンの出現に違和感を抱けば、スーパーマン+組合員という対立構図が・・出る杭は打たれるでスーパーマン排除に向かうか、スーパーマンが独裁者のように君臨するかいずれかに進みます。3.組合員からスーパーマンへの期待が過度になると、スーパーマンの負担が大きくなり、不公平になります。4.スーパーマンはいつまでも活躍できる時間があるとは限りません。仕事や転居で最善先からいなくなると、スーパーマン頼りにしていた管理組合は、一気に活動レベルが低下します5.スーパーマンに協力的な組合員ばかりではありません。むしろスーパーマンがいるから安心と、いつの間にか感謝があたりまえになり、誰かがやってくれるだろうと、組合活動の無関心が広がります。 イダケンはスーパーマン候補生から、失敗した末路を聞くことが度々あります。また、 スーパーマンに依存したマンションが、最終的に役員解任という最悪の結末を向かえたというケースも・・役員の成り手不足や、管理組合活動への協力がなかなか得られないマンションでは、とても難しいことかもしれませんが、やはりスーパーマンがいようがいなかろうが、しっかりとした運営が継続的にできるような基盤を作らないといけません。その上でスーパーマンが出現でプラスアルファUPくらいの感覚が良いと思います。スーパーマンが出現することと、輪番制で継続的にしっかり運営することと、どちらが現実性があるかは比較しにくいですけど・・スーパーマンではなく、凡人管理士のイダケンは10月14日(体育の日)14時から新宿にてセミナーを開催します。今回は2部制で14-16時は勉強会、後半16-18時は情報交換として懇親会になります。懇親会は自由参加で会費制一人2,000円。お酒とノンアルコールドリンク、軽食を提供致します。飲食しながら自然体で管理組合の交流を深めて頂きます。会場:新宿駅から徒歩10分くらいのレンタル会議室(BasePoint)定員:20名 テーマ:『日常管理で建物を長寿命か!』管理会社におんぶにだっこだと、修繕費の高騰や、不必要な工事、大規模修繕受注の誘導等、必ずしも管理組合にとって良い修繕ができません。管理組合が建物を「見る」力を身につけ、日常からしっかりした点検、必要に応じた適切な延命工事・管理を行なうことで、マンションを長寿命かしていきましょうという内容です。詳しくは専用ホームページをご覧ください。http://www.idaken.net/study.htmlにほんブログ村