防犯カメラ設置、高くついていないですか?
ブログにお越しいただきありがとうございます。2021年の10月は前半は半そでで外を歩いても良いような暖かい日が続いていましたが、後半になってグッと寒くなりましたね。ようやく冬の気配が近づいているなと感じるようになりました。防犯対策の一つとして防犯カメラを設置しているマンションが多いと思いますが、導入にあたって、比較検証が不十分な管理組合が多く感じます。一例を紹介します。築年数約30年で、27戸のマンションで防犯カメラのレンタル期間満了が迫り、現行のレンタル会社から更新の見積が提示されました。6年間レンタル契約で月額14000円。月額だけみると高額に感じませんが、総支払額が100万円を超える高額な出費となります。イダケンは相見積の取得と、相見積先にはレンタル・リース・買取の3通りの提案を求めることを組合に提案しました。現行のレンタル会社を含めて3社に見積を取り、比較検証を行いました。理事会で検討した結果、以下の考え方で最終的に総会承認を得ることができました。1.買い取りはリースやレンタルの総支払額より約10%以上安くなることが判りましたが、組合側としては直近で大規模修繕工事を控えており、積立金会計から出費する事を避けたいとの意向で、総支払額が多少高くても、これまで通り管理費会計からの月々払いで、レンタルやリース契約を行うこととなりました。2.3社の内、2社はメンテナンス契約を含めた提案があり、1社は保証期間である1年が超えた場合は都度有償対応という提案でした。リースやレンタル契約期間である6年間も使っていると、途中不具合や消耗品を交換することも十分考えられるので、メンテナンス契約の内容も重視することになりました。3.レンタル契約は、契約期間満了後使い続ける場合であってもレンタル料は変動はありませんが、リース契約であると、契約期間満了後は年間のリース契約の10分の1で再リースが可能であるとの提案でした。現在使用している機械も間もなく6年間使用しても大きな故障がないため、今後はコストを抑えて長く使いたいという考えから、長く使った場合、総支払額はレンタル契約よりも安価になるリース契約を選択することにしました。4.上記内容を踏まえてメンテナンス費用を含めた金額が最も安かった会社に月額10,000円でリース契約を締結することが最善であると判断しました。当初の提案よりも、約25%以上もコストが削減できたことになります。特に、更新の場合は、組合が特別に要望しないと現行の一社のみしか見積を提示しない管理会社が多く、上記のような比較・検証をせずに、現行の金額から変わらないからと言う理由で、同じ会社と言い値で契約を締結してしまうケースが多く見られます。防犯カメラは長期に使用する事、また、総支払額は高額になることを考えると、他の修繕工事のように一社のみに特命発注をせずに、複数の会社から見積・提案を受けて、一番良い条件で契約を結ぶプロセスが必要だと思います。防犯カメラの件でお困り事があれば、気軽にご相談ください。組合にとって得する方向にいくように助言ができるかもしれません♪※2021,10月現在コロナ過で事務所出勤を控えて、在宅を中心に現在業務を行っています。電話がつながりにくい場合もあります。この際は留守番電話にメッセージを残して頂ければ折り返しこちらかご連絡差し上げます。