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カテゴリ:時事問題
《7月17日に、愛知県豊田市で小学1年生の児童が熱中症で亡くなりました。各社報道によると、公園で30分ほど昆虫採集をした後、児童たちは教室に戻って教室で休憩していました。ところが、休憩中に意識を失い、救急車で搬送されましたが亡くなりました。かけがえのない子どもを失ったご家族の心情は察するにあまりあるところです。 この教室にエアコンはなく、扇風機が4台設置されていただけとのことです。暑いさなかに公園に出掛けた判断も問題になっていますが、教室にエアコンがあったら助かった可能性があるということも指摘されています。この事故を受け、豊田市では、小学校の教室のエアコン設置工事を前倒しで進める方針を決めました》(親野智可等(おやの・ちから)「それでも『教室にエアコン不要』と言う大人へ」:東洋経済オンライン2018年7月24日6:00) 大阪の夏が異様に蒸し暑いからかもしれないが、エアコンのない教室で真夏に授業をすることなど実際に授業を行ったことのある身からすれば考えられないことである。 《学校にエアコンを設置すべきか否かという議論は十年前からありました。そして、数年前までは、「子どものうちからエアコンの中で過ごしてばかりいては、体が弱くなる。せめて学校では……」「教室を快適にしてしまうと、休み時間にも外に出て遊ばなくなる」「つねに快適な環境の中にいては忍耐心が育たない」などという意見もありました》(同) こんなことが言えるのは実際の現場を知らないからである。猛暑の中エアコンのない教室に一日いてみたらよい。 《たとえば奈良県奈良市の1967年(50年前)の7月の「一日の最高気温」の平均は、30.5度でした。 そして、1987年(30年前・今の子育て世代が子どもだった頃)の7月の「一日の最高気温」の平均は、31.0度でした。 ところが昨年、2017年の7月の「一日の最高気温」の平均は33.0度です。 つまり、50年間で2.5度も上昇したのです》(同) 昔とは環境が異なっているのだということを理解すべきである。 さて、次なる問題は「設定温度」である。よく28度と言われるのであるが、設定温度を1度上げるか下げるかで都道府県単位でみれば電気代が大きく変わってくるから、外気温が何度以上になればエアコンを入れるのかということも含めて悩ましいところである。 が、この話は、取り敢えずエアコンを設置してからの話ということなのであるが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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