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テーマ:山登りは楽しい(12110)
カテゴリ:登山・自然・山と野鳥の写真
御嶽山噴火 7人意識不明8人大けがの情報
長野県は、政府の関係省庁災害対策会議で、御嶽山の噴火で合わせて7人が意識不明になっているほか、8人が大けがをしているという情報があることを報告したということです。 木曽広域消防本部が「御嶽剣ヶ峰山荘」の管理人から聞き取った情報によりますと、御嶽剣ヶ峰山荘に5人が意識不明になっているのに加えて、頂上にある祈とう所を管理人が見に行ったところ、さらに2人が意識不明になっているということです。 また、この管理人は、意識不明のけが人とは別に、大けがの人が御嶽剣ヶ峰山荘に3人、頂上にある祈とう所に2人いると通報しているということです。 さらに白竜避難小屋からも2人、登山道から1人、大けがをした人がいるという通報があったということです。 --- 2年前の8月に登った山なので、びっくり仰天です。 手元に登山地図があるのでスキャンしました。 引用記事にある御嶽剣ヶ峰山荘と白竜避難小屋は、地図上に赤枠で囲みました。(白竜避難小屋は、地図には白竜教会と表記されています)。山頂にある祈とう所というのは、文字どおり山頂(剣が峰)にあります。そして、この動画に写っている建物は、おそらく大滝頂上山荘。その左奥で噴火しているということは、多分地獄谷付近、赤丸で囲ったあたりが噴火口だろうと思います。 この週末は、3連休ではないけれど、天気はいいし、3000m級はおそらく紅葉が見頃になっているはずの時期だし、御嶽山は日帰りでも登れる山(東京や大阪を朝出発して日帰りはちょっときついが、麓を朝歩き始めれば余裕で可能)だし、今日は登山者多かっただろうなあ・・・・・。 私が2年前に登ったときは、御岳ロープウェーから黒沢口登山道を登って二ノ池本館に泊まり、翌日は四ノ池まで北上して、そこから引き返して、山頂を越えて王滝口登山道を田の原に下山しました。YouTubeに写っている山小屋(神社が隣にある)もとおった。 地図の縮尺がはみ出してしまいましたが、白竜避難小屋というのは山頂から1kmから1.5kmくらい離れています。そして、山頂と、ほぼ山頂付近の祈祷所と剣が峰山荘に意識不明の人がいる。ということは、それよりもっと噴火口に近い大滝頂上小屋、あるいはその周辺の登山道は果たして。 私が登ったときの記憶では、大滝口登山道は、かなり登山者が多かったように記憶しています。山小屋に逃げ込んだ人はまだいいとして、逃げ込む場所がないまま溶岩が降ってきたりしたら・・・・・・。 うーーーん。 それにしても、過去マグニチュード9クラスの地震は例外なく、その後に火山の噴火を伴っていたのですが、東日本大震災だけは、これまで火山の噴火がなかった。3年半経ったし、もう火山の噴火はないのかなと思い始めた頃に、来やがった、って感じです。まさか御嶽山に来るとは思わなかったけど。 私が2年前に宿泊した山小屋は二ノ池本館、山頂から北東に500mくらいのところにあります。山小屋なのに風呂があるんです、ここは。小屋番さんが、とても感じのいい人で、夏場は山小屋の管理人、冬場はアジア各地を旅するバックパッカー。無事だろうか・・・・・・。 当時、御嶽山に登った記事は書きましたが、改めて当時の写真をアップしておきます。 引用記事にある山頂祈祷所というのはこれです。 二ノ池から山頂を望む。(左側が剣が峰) 賽の河原付近から山頂を望む。(剣が峰は左よりのピーク) 三ノ池から山頂方向(山頂は見えませんが) 上の写真に写っている稜線付近から三ノ池を撮影 四ノ池。池と言っても沼程度の水しかありません。高山植物のお花畑があるので、がんばって行ったのですが、このとき、8月25日、もう花は終わっていました。このあたりで、山頂から2kmくらい、標高差で400mくらい下ります。そこから山頂まで400m登り返して、その向こうに下山したわけです。 二ノ池。水の色が神秘的なエメラルドグリーンなのですが、大量の火山灰が降り注いで、どうなったことか。 山頂から二ノ池を見下ろします。池のほとりの小屋が、私の宿泊した二ノ池本館。 一ノ池、と言う名前ですが、水はありません。(時期によってはある)剣が峰のすぐ脇です。池の周りをぐるっと1周歩けます。 どうも、引用記事を読む限り、死者が出ていることは避け難いような様子ですが、ともかく犠牲者ができる限り少ないことを祈るばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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