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テーマ:山登りは楽しい(12128)
カテゴリ:登山・自然・山と野鳥の写真
前回の続きです。
やっと山頂に近づいてきました。ここは、今回の行程で一番の難所です。いや、難所といっても写真見てわかるとおり、ピッケル出さずにストックだけで登っている人もいるくらいで(さすがに、それはどうかと思わないでもありませんが)たいしたことはありません。 正直なところ、職場の先輩と初めて八方尾根から唐松岳を目指した20年前、ここで引き返したのです。だから、ずっと「ここが難所」というイメージがありました。でも、今になってみると、うーーん、特段難所でもなかったかも。 で、ともかくこの場所で強風がビュービュー吹いていたら引き返そうと思っていたのですが、(そもそもあまり難所じゃなかった、というのは別にして)実際には、並んでいる岩が風よけになっているせいか、ここは全然風がなかったのです。 ああ、これなら山頂まで行けるか、と思いました。 唐松岳山頂が見えます。人がたくさん登っています。 八方尾根を登りきり、稜線に出ました。ちょうど唐松岳山頂小屋があるところです。ここから眼前の唐松岳を撮影。ただ、日差しがなくなってきました。 どのあたりの山だったか忘れましたが、先ほどの写真と同じく稜線上から撮影。 五竜岳です。 そして山頂に到着。撮影データによると12時半です。登りはじめの写真がなくて正確ではないのですが、8時40分前後に歩き出したと思うので、所要約3時間50分でした。途中ヨレヨレで相当遅かったと思いきや、昭文社の登山地図のコースタイム(もちろん無雪期のもの)とまったく同じでした。 山頂にはこんなに大勢登山者がいました。残念ながら、完全にガスってしまい、視界はありません。 山頂から、先ほどの稜線に立つ唐松岳頂上小屋を撮影。こんな視界です。山頂には滞在時間1~2分、視界がなかったので、「証拠写真」の山頂標識を撮影したらすぐ下山にかかりました。 その稜線上で地夕食を食べ、八方尾根を下ります。 稜線から八方尾根上部を見下ろします。昔の記憶で難所だと思っていた辺りです。 その、急登部分です。特段問題ありませんでした。 唐松岳と不帰ノ嶮。唐松岳だけが山頂がガスっています。 大絶景を正面に激下り。アイゼンが程よく効き、下りは速い速い。どんどん下ります。でも、途中でやっぱり烈風地帯を通過します。 だいぶ下ってきました。 振り返ると、唐松の山頂も不帰ノ嶮も、雲に覆われてしまいました。 リフトの終点が見えてきました。そこで・・・・・ お決まりの笛タイムです。何しろ上の方では風が強すぎて吹けませんでした。エアリード楽器は、風が強いと息を持って行かれてしまい、音が出ません。ただ、だいぶ時間が迫っていたので、みっちり吹くのはあきらめて、それでも5曲ほど吹きました。 雲に隠れてしまった白馬三山を背景に。 八方池ヒュッテのリフト終点に戻ってきたのが2時55分でした。リフトの運転終了が3時10分だったので、その15分前に駆け込みました。まあ、笛タイムがなければ30分前に着けたのですが。 下山開始が12半過ぎなので、下りの所要時間は2時間25分。しかも、昼食と笛タイムで各15分くらいなので、それを除くと2時間を切るスピードで降りてきました。これは無雪期の標準タイムより大幅に速いですが、雪山の下りは、上手く歩けば無雪期よりずっと速いのは珍しくありません。 八方池ヒュッテからはリフトで下山。 下りのリフトに乗っているのは、当然登山者だけです。しかし、久手ダリのリフトからの景色もまた絶景でした。 往路は中央線・大糸線経由で白馬まで来ましたが、復路は八方のバスターミナルから長野に出て新幹線で帰宅しました。 やっぱり雪山は楽しいです。今シーズン、もう1回行けるかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.13 16:32:29
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