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2023.11.27
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テーマ:ニュース(99793)
カテゴリ:政治
万博中止「絶対ない」 馬場維新代表
日本維新の会の馬場伸幸代表は26日のインターネット番組で、2025年大阪・関西万博について、「絶対にやめない。国のイベントだから、世界から信用を失う」と語った。
万博は会場建設費が当初予定より増え、批判が出ている。馬場氏は関連経費がさらに膨らむ可能性について「なかなか認められない」と指摘。万博中止となれば「日本が世界を巻き込むイベントに名乗りを上げることは未来永劫できなくなる」とも述べた。 

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色々突っ込みどころが満載だと思うのですが、東京都は1996年に世界都市博覧会を計画していましたが、その中止を公約に掲げた青島幸男が都知事に当選して、公約通りに世界都市博を中止しました。その結果、事前に中止してもかかる経費として公表されていた額よりだいぶ少ない額しかかからず、日本が、世界の信用を失うことはなく、良いか悪いかはともかく、日本が世界を巻き込むイベントに名乗りを上げることはその後も多々あったからこそ、東京オリンピックや大阪万博が開かれるという状況になっているわけです。
もっとも、これに関しては、今後日本が世界を巻き込むイベントに名乗りを上げる必要などあるのか?とも思いますけど。

折しも、メキシコなど5カ国が万博から撤退の動きが表面化しています。メキシコの場合は、来年大統領選があり、万博の予算成立が見通せないため、との国内事情による説明がなされています。
一見もっともらしいですが口実です。
だって大統領選のスケジュールなんて万博が決まる以前から分かっていたことです。メキシコの大統領が絶対再選禁止のため、必ず大統領が変わること、いわゆる猟官制の国であり、たとえ同じ政党からの後継大統領であっても(メキシコは制度的革命党が2000年まで70年以上政権を独占していた)大統領が変われば官僚も総入れ替えとなり、政策も一変することは、最初から分かっていたことですから。
そんな、最初から分かっていたことを理由に万博から撤退するというのは、実際には最初から分かってはいなかったこと(パビリオンの工事業者が決まらないことなど)が、少なくとも最後の一押しになったことは確実です。

なにしろ万博開催まであと1年5ヶ月もないのに、パビリオンを自前で建設する予定の60カ国中半分以上の国が、まだ工事業者が未定だというのです。ちなみに業者が決まっている残りの国でも、すでにパビリオンを着工している国は一つもないということです。
一つ二つならともかく、同じ場所で同時に60、小さくはい、それなりに趣向を凝らした建物です。間に合わないというのが常識的判断でしょう。私は過去に万博というものに行ったことはないのですが、国内のあんな役所、こんな企業、よりも外国のパビリオンがもっとも集客を見込めるであろうことは想像に難くありません。その建設がうまく行っていない時点で、最低限でも規模縮小をせざるを得ないと思うのですが、維新にはその考えはないようです。

一度「やる」と決めたプロジェクトは、前提条件が変わっても、問題点が表面化してもやめようとしないというのが日本の役所の悪癖です。維新は公務員たたきをするだけで、こういう役所の一番の宿痾には、一切切り込もうとはしません。
その理由は、一つには「国家的巨大イベント=国威発揚」という古臭い固定観念にとらわれて、日本の力を内外に見せつけたい、という国家主義的な考えに取り付かれていることと、もう一つは単純に利権であろうと思います。
折しも、万博会場の建設費用が500億円ほど上振れして2350億円になると報じられています
当初見込み1250億円から、すでに600億円上振れしており、これは二度目の上方修正です。二度あることは三度ある、です。多くのパビリオンで建設業者が決まっておらず、最後は「国の威信」(カネの力)で強行するしかなくなるであろうこと、今後も物価高騰は続くであろうことを考えれば、規模縮小を図らない限り、さらなる開催費用の上方修正があることは確実です。

でも、それに伴って、相応の利権が生じるのでしょう。万博跡地にカジノを誘致する話などを聞くと、そりゃ維新としては何がなんでもその利権を獲得したいのでしょう。そりゃ、万博を中止することは「絶対ない」と力こぶが入るのも当然かもしれませんね。

しかし、これぞまさしく「公金チューチュー」スキーム、それもどえらい金額の公金チューチューと思うのですが、誰かさんはそっちは決して非難しようとはしないのです。





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最終更新日  2023.11.27 19:00:08
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