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2023.12.19
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テーマ:ニュース(99469)
カテゴリ:戦争と平和
上半身裸、「白旗」でも銃撃 人質射殺、発砲時に確認せず イスラエル軍
イスラエル軍が15日にパレスチナ自治区ガザ北部でイスラエル人の人質3人を誤って射殺した問題で、兵士が誤認して発砲した際の状況が明らかになった。
地元メディアによると、殺害された男性3人は上半身はだかで、棒に巻き付けた「白旗」のような物を掲げて抵抗する意図はないと明示していたが、兵士が身元の確認をせずに銃撃を加えたという。
地元メディアなどが16日、軍の初期段階の調査内容として報じた。それによると、ガザ北部シュジャイヤで建物内にいた兵士が、数十メートル離れた別の建物から出てきた3人を目撃。イスラム組織ハマスがイスラエル軍をおびき寄せようとしていると勘違いし、「テロリストだ」と他の部隊に呼び掛けて発砲した。
人質のうち2人は即死し、1人は負傷して近くの建物へ逃げ込んだ。その後、再び外に出てきたところで射殺されたという。

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当該記事のコメント欄にも指摘がありますが、イスラエル軍は過去のガザ侵攻においても、繰り返し、白旗を掲げて無抵抗の意思を表すパレスチナ人(投降しようとするハマスの兵士の場合もあるが、そもそも非武装の民間人の場合もある)を有無を言わさず射殺する、という行為に手を染めています。
それがとうとう、救出の対象であるはずの人質まで殺害する、という事態に至っています。確かイスラエル軍は、「人質救出」という名目を掲げてガザに侵攻していたと思いますが、その名目をかなぐり捨ててしまっているわけです。もちろん、これはさすがのイスラエル軍、イスラエル政府としても「大失態」という認識ではありますが。
このことが何を示しているかというと、冒頭に書いたように、対パレスチナ人では、白旗を掲げようが無抵抗だろうが、有無を言わさずの殺害をいくらでもやっている、ということです。だから、パレスチナ人と誤認した人質を射殺することにもためらいがなかった、ということでしょう。人質側では、おそらくは自爆テロと誤認される危険性を考慮して、上半身はだかで武器を隠し持っていないことをアピールしていたにも関わらず、です。
完全に、憎悪感情に基づく虐殺行為と言ってよいでしょう。

ガザに侵攻したイスラエル軍に、パレスチナ人に対する憎悪感情が蔓延していることは、以下の記事からも読みとれます。

商品破壊、モスクでユダヤ教祈り…イスラエル兵の悪質行為、動画拡散
押し入った商店の品物を笑いながら破壊し、モスクでマイクを使ってユダヤ教の言葉を詠唱する――。パレスチナ自治区ガザ地区やヨルダン川西岸で、イスラエル兵が戦闘とは関係ない「悪質な行為」を動画で撮影し、SNSで強い批判を浴びている。イスラエル軍は「軍の価値観に反する」と非難し、兵士を調査している。
イスラエルメディアによると、12月上旬に拡散した動画では、イスラエル兵がガザ北部ジャバリアにある無人の商店に押し入り、笑いながら子どものおもちゃなど、複数の商品を投げて壊している様子が映されている。また同月中旬に拡散した動画では、ヨルダン川西岸ジェニンで武装パレスチナ人を摘発しているイスラエル兵がモスクに押し入り、アザーン(イスラム教の礼拝の呼び掛け)に使われるマイクでユダヤ教の祈りの言葉を詠唱している。動画はいずれも同僚の兵士が撮影したとみられる。
イスラエル軍は「兵士の行為は許されるものではない」と強調。兵士に適切な処分をするとしている。

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これらの動画は、撮影した兵士たち自らがSNSにアップして表沙汰になったようです。要するに、日本で言うバイトテロを、武器を持った兵士が戦地でやっているわけです。他人を踏みつけている、非道なことをやっている自覚、罪を犯している自覚はないのでしょう。
もちろん、このような異常な感覚をすべてのイスラエル兵が持っているわけではないでしょうが、例え100人に1人だったとしても、銃を持つ兵士の暴虐が及ぼす影響は、とてつもなく大きいものです(しかも、近年のイスラエルにおける極右勢力の拡大ぶりを考えると、百人に1人では済まないでしょうし)。

そして、憎悪というのは相互作用するものです。イスラエルの武力侵攻を受け、憎悪に基づく暴力を受け続けたパレスチナ人が、そのことに対して何の感情も抱かない、なんてことはあり得ません。憎悪に対しては憎悪が返ってくるのは不可避です。
今回おそらく、ハマスはイスラエルの侵攻によって致命的な損害を受けるでしょう。あるいは壊滅するかもしれません。しかし、こうやってイスラエルがせっせと「燃料」を投下し続ける限り、憎悪に燃える新たな加入者が途絶えることはなく、あるいはハマスが壊滅してもそれに代わる別の強硬派武力組織が勃興するだけのことでしょう。

ハマスが行ったことは、もちろん卑劣であり許されることではありません。しかし、それ以前からイスラエルがやってきたこと、それ以降イスラエルがやっていることは、もはやハマスの何倍、何十倍の規模で卑劣なことになっていると言わざるを得ません。





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最終更新日  2023.12.19 19:00:10
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