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2024.03.16
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テーマ:ニュース(99467)
恐竜ロボットも熱烈歓迎! 北陸新幹線 敦賀-金沢 16日延伸開業
北陸新幹線の金沢・敦賀間が16日に開業し、福井と東京の間は乗り換えなしで最短2時間51分で結ばれます。にぎわいを生み出そうと、JR福井駅周辺に設置された恐竜のロボットも15日から動き始めています。
2015年に長野・金沢間が開業した北陸新幹線は、16日、金沢と福井県の敦賀の間のおよそ125キロの区間が新たに開業します。
これにより、福井と東京の間は乗り換えなしで最短2時間51分で結ばれます。停車駅は芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅の4つです。
また、石川県内では、小松駅と加賀温泉駅が停車駅となり、東京と小松の間の所要時間はこれまでよりも18分短縮され最速で2時間40分、東京と加賀温泉の間は24分短縮されて最速で2時間43分となります。

東京駅と敦賀駅の間を
▽停車駅が少ない「かがやき」が1日9往復、
▽停車駅が多い「はくたか」が5往復するほか、
▽富山駅と敦賀駅の間を「つるぎ」が運行します。
一方、大阪や名古屋方面と金沢を行き来する場合、敦賀で乗り換えが必要になり、和倉温泉と大阪を結ぶ直通列車も運行が終了します。(以下略)

---

北陸新幹線が敦賀延伸が本日開業ということです。
鉄道ファンとしてはめでたい話であると思います。ただ、実用上、敦賀延伸が単独で、どれほどの意義があるかというと、やや疑問を感じます。あくまでも、大阪までの延伸の一部としての意義が大きいように思いますが、その大阪延伸には、いささか不透明感がぬぐえないのが現状です。

北陸新幹線はこれまで金沢止まりでした。そのため、大阪からの北陸本線特急「サンダーバード」はすべて金沢止まりとなっています。これが、新幹線の敦賀延伸によって、「サンダーバード」はすべて敦賀止まりに変更されます。
もちろん敦賀も小さな駅ではありませんが、従来この列車を利用していた乗客の大半は、その先、福井、金沢、富山まで向かう人だったはずです。まだ北陸新幹線が長野新幹線だった時代、「サンダーバード」は大半が富山行でした。それが北陸新幹線の金沢延伸ですべてが金沢止まりになり、富山までは乗換えが必要になりました。
今回さらに、北陸新幹線の敦賀延伸で、福井、金沢に向かう人も、敦賀での乗り換えが必須となります。結局、乗客のほとんどが敦賀乗換えとなります。所要時間は多少早くなるにしても、それと引き換えに乗換えが増えるのは不便と考える人は多いでしょう。

その代わり、東京から福井、敦賀まで行く人にとっては便利になります。ただ、東京から福井、敦賀まで行く人が、果たしてどの程度の需要があるかは、いささか疑問があります。
長野新幹線も開業する前、敦賀は言うまでもなく、東京から福井まですら、直通する定期列車はありませんでした(上野発福井行の夜行急行「越前」が1本だけありまたが、長野新幹線開通よりはるか以前の上越新幹線開通時に廃止)。当時金沢までの直通列車でさえ、信越線回りの特急「白山」が1日3往復、上越線回りの「はくたか」が1日1往復だけでした。
金沢までの所要時間的には、これらの直通列車に乗るより、東海道新幹線で名古屋または米原から特急「加越」「しらさぎ」に乗る方が金沢までの所要時間は短かったと記憶します。が、この両特急も大阪発着の「雷鳥」、その後の「サンダーバード」より本数はかなり少なく、つまり結局のところ、金沢や福井までの交通需要は、東京より関西の方がずっと多い、ということなのでしょう。これが新潟になると、北陸新幹線開業前でも「雷鳥」「サンダーバード」の新潟行きは1日3往復前後しかなく、新潟への交通需要は逆に東京(関東)からの方が関西からよりずっと多くなります。

というわけで、最終的に北陸新幹線が大阪まで延伸されるまでは、敦賀延伸は関西と福井、金沢の行き来には単に不便になるだけとなっているのが現状でしょう。

では、大阪への延伸はいつどうなるかというと、これが極めて不透明です。
北陸新幹線の大阪までのルートは、いくつかのルートの間で揉めに揉めていましたが、現状は小浜・京都を経由するルートに決まっています。しかし、そこには火だねもくすぶっています。

北陸新幹線「米原ルート」が再浮上?“小浜市民の悲願”の裏で地下縦断に揺れる「小浜・京都ルート」

北陸新幹線ルートで思惑外れた京都と滋賀、今度は費用負担で牽制…一枚岩にならぬ関西で依然くすぶる火種

一旦は小浜京都ルートに決まったものの、それで確定でもなさそうなのです。京都の住民には北陸新幹線には反対の声は少なくありません。京都市、京都府の行政は北陸新幹線に賛成と言ってはいますが、まったく積極的ではなく、費用負担の面で、揉めそうな気配が濃厚です。
では、いったん不採用となった米原ルートはどうかというと、これはJR東海、西日本両者が反対です。JR東海としては、元々目いっぱいの運行をしている東海道新幹線に、米原から先当たらに列車を受け入れる余裕かありません。一方JR西日本としては、現状大きな収入を得ている湖西線-北陸本線のお客を、米原から先でJR東海に譲り渡すつもりなどありません。

結局、どのルートも、各府県の利害、JR各社の利害が相反することになるので、どのルートをとっても到底丸く収まりそうにありません。
結局どこの府県も納得せす、納得しないからお金を出さず、敦賀から先は着工できない、という可能性もあるのではないでしょうか。





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最終更新日  2024.04.20 06:36:00
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Re:敦賀延伸のその先(03/16)   Bill McCreary さん
記事の趣旨とはあんまり関係ないですが、東京→敦賀→東京のループで乗ってみます。たぶん乗るのは当分先ですが、乗ったらまた拙ブログで記事にします。可能なら1日で乗りたいのですが、やはりどこかで宿泊しないともったいないかな。 (2024.03.17 22:41:02)

Re[1]:敦賀延伸のその先(03/16)   inti-sol さん
Bill McCrearyさん

東京→敦賀→東京ですか。なかなかやる人はいないかもしれませんね。報告を楽しみにしています。
私は、北陸新幹線開通後は、白馬岳に登った際に糸魚川から乗車したことがあるだけです。富山は北陸新幹線開通前に行ったことがあるだけで、石川、福井は行ったことがありません。

せっかく敦賀まで行くなら、やはり1泊した方がいいと思いますよ。 (2024.03.18 06:53:49)

Re:敦賀延伸のその先(03/16)   nordhausen さん
おっしゃるように、今回の開業は北陸と関西の結びつきを弱めてしまうのでは、という懸念がありますね。敦賀~新大阪間の延伸については、在来線の湖西線を標準軌化した上で京都~新大阪を東海道新幹線との共用にする事も検討する必要があるかと思いますね(そうなると、今度は東海道新幹線京都~新大阪間の複々線化を視野に入れる必要もありそうですが)。 (2024.03.26 20:01:16)

Re[1]:敦賀延伸のその先(03/16)   inti-sol さん
nordhausenさん

北陸と関西の結びつきを弱めるほどの威力があるかどうかは分かりませんが、多少のスピードアップと引き換えに乗換えが増えて、不便になったのは間違いないでしょう。


>在来線の湖西線を標準軌化した上で

それは、つまり湖西線をミニ新幹線化するということですが、2つの理由で無理です。

第一に、そうすると湖西線に在来線で大阪からの直通列車が乗り入れられなくなります。特急を別にしても、新快速なども走る幹線なので、その不便は致命的です。

第二に、ミニ新幹線は現在の新幹線車両が走れません。在来線とフル規格の新幹線では車両のサイズや曲線の最小半径が違うからです。フル規格の新幹線は座席が5列ですが、秋田新幹線や山形新幹線に使われるミニ新幹線は在来線特急と同じ4列です。
したがって、湖西線をミニ新幹線にすると、新大阪発着の新幹線はすべて新しい車両に変えなければならず、JR西日本にとっては、さすがにそれはできないでしょう。 (2024.03.27 20:14:41)

Re:敦賀延伸のその先(03/16)   nordhausen さん
記事の趣旨とはややずれますが、函館市が北海道新幹線の函館駅乗り入れの調査結果を発表したとの報道がありましたからね(2024年3月30日の北海道新聞から)。在来線の新函館北斗~函館間にレールを1本敷設する三線軌条方式などにより技術的に可能との事ですが、そうなると新函館北斗駅でスイッチバックという事になるのでしょう。ちなみに、青函トンネル区間は三線軌条により新幹線と在来線の共用区間となっています(現在では貨物列車を除くと在来線での定期運行は設定されていません)。

北陸新幹線の直通運転に関しては、湖西線の標準軌化も青函トンネル区間のように三線軌条方式なら決して無理とは言えなくもないと思いますが、どうなんでしょうか?

//www.hokkaido-np.co.jp/article/994295/ (2024.03.31 12:15:57)

Re[1]:敦賀延伸のその先(03/16)   inti-sol さん
nordhausenさん

三線軌道方式でも、私が上げた第一の問題点はクリアできますが、第二の問題点はクリアできません。
最初から新幹線の通過を前提に建設された青函トンネルとは違って、湖西線は軌間だけでなく車両限界が新幹線に対応していません。
ミニ新幹線とするため、新幹線車両はすべて作り直すか、または逆にホームその他の車両限界に引っかかる部分をすべて作り直してフル規格新幹線を通すか、です。どちらもかなり無理があるように思います。
新函館北斗-函館間と比べると、特急以外(各駅停車と新快速)の旅客需要は湖西線の方が圧倒的に大きいと思われ、そこに一方的な不便を強いるやり方は無理でしょう。 (2024.03.31 22:56:57)


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