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テーマ:政治について(19935)
カテゴリ:政治
ハマスに協力するべからず、日本の国益は〝イスラエル〟にあり 元内閣官房参与・谷口智彦
日本が追い求めるべき国益はイスラエルとの交際にある。パレスチナとの間には、ない。ガザ地区にはさらにない。 ガザで今後必要となる民生の復興に、日本は手を貸せばよい。惻隠の情をもってする人道協力が必要だ。 ただし前提がある。ユダヤ人の殺戮・陵辱を喜ぶイスラム原理主義組織ハマスは、麻薬売買を続ける犯罪集団より、よほどたちが悪い。徹底的非軍事化を要す対象ではあっても、日本が協力すべき相手ではない。 ガザの学校はパレスチナの子供たちに、反ユダヤの感情を刷り込んだ疑いがある。運営主体は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)であり、そんな組織にガザ復興を委ねてよしとするわけにいかない。 乗り遅れるなとばかり、間違った路線のバスに日本は乗るべきでない。 --- 記事全部は有料会員でないと読めないようですが、産経にお金を払う気はありません。 「キリストの幕屋」など親イスラエルの極右勢力が存在することは知っていますが、「日本の国益はイスラエルにあり」とまで言い切ってしまう人には驚きを禁じえません。 イスラエルは米国の友好国であり、日本も米国の同盟国(実質属国)という「共通の味方」の関係はあるにしても、それ以上の関係はありません。 はっきり言ってしまえば、石油を産出しないイスラエルは、日本にとってそこまで重要な国ではありません。もちろん、それはパレスチナやガザも同様ではありますが、両者を比較してイスラエルをより重視しなければならない理由は、特にありません。 ハマスのやってきたことに問題があることは確かですが、イスラエルのやってきたことには、それ以上の問題があるというしかありません。ハマスのような勢力が強大化したのは、明らかにイスラエルのガザに対する高圧的な姿勢に原因があるからです。 西岸地区での「入植」地の拡大や、その過程で度々発生している、ユダヤ人によるパレスチナ人に対する銃撃やその他の暴力を見れば、どう考えてもイスラエル側にパレスチナ人に対する差別意識、憎悪感情がはびこっていることは確実です。 「ユダヤ人の殺戮・陵辱を喜ぶイスラム原理主義組織ハマス」は、そのまま前後を入れ替えて「パレスチナ人の殺戮・陵辱を喜ぶイスラエル極右政党(ネタニヤフ政権の与党)」という事実が存在します。 UNRWAについては、イスラエルが「職員がテロ組織のメンバーだ」と主張していますが、独立検証グループによれば、イスラエル側はその主張の証拠を何も提供しなかった、ということです。したがって、それはデマ、ということになります。なにより、UNRWAを排除したら、ガザの復興を誰が運営するんでしょうか? それにしても、こういう人の発言を無批判に掲載している時点で、産経新聞自身もまた、パレスチナは敵で日本はイスラエル側につくべきだと考えているのでしょうか。「間違った路線のバス」に日本を載せようとしているのは、産経新聞と谷口智彦氏であるようにしか、私には思えません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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