『犬の鼻先におなら』

1945年の８月６日、広島に原爆投下。
原爆の碑文「安らかに眠って下さい。あやまちはくりかえしませんから」には皮肉な事に、諸外国（日本ではなく）の知識人（郭沫若、パール判事etc）から、文意の不明瞭さ（米国への責任追及）を指摘される事が多い。

1961年の８月６日、旧ソビエトのヴォストーク２号、大気圏外に発射。チトフ飛行士は地球軌道を１７周し２５時間の飛行を行い、無事帰還した。彼は飛行中、地球の姿に感動し「私は鷲」と何度も叫んだ。

青一色の球。

「野馬や、塵埃や、生物の息を以って相吹くや、天の蒼蒼たるは、其れ正色なるや、其れ遠くして至極する所無きや。其の下を視るや、亦是の若くならんのみ」（『荘子』より逍遙遊篇）
九万里の上空にある大鵬の目から見れば、地上の様々な色は消えうせ、ただ青一色があるだけである、の意。荘子の「万物斉同」、絶対無差別の境地を暗示している。


おまけ。
1993年の８月６日、衆議院議長に土井たか子を選出。憲政史上初の女性議長。
土井たか子は拉致犯罪者シン・グァンスの釈放運動等、北朝鮮との非常に深い関係で知られる人物。
『私はまた朝鮮 労働党のわが党に対する長年の友誼について感謝し、私の尊敬するわが党の歴代委員長が お国を訪ねて、うち固めた両党友好と連帯の絆は限りなく強固であると思います』（８７年訪朝の際の発言）

大鵬にはこうは見えない。