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遠恋しながら読書の日々。

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Jul 16, 2004
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<追記>
昨日朝6時に出発して友達の車で山中湖及び富士周辺に行くという暴挙を果たして(しかもあの人出!!連休の初日に出かけるもんじゃありません。でも温泉にも入ったよ。)深夜帰宅。
しかも府中あたりですげえラッシュにぶつかり(まあ予期していたことですが)、のろのろのろのろ。どんなに時間がたっても、標識には「府中」の文字!! あれ?おかしい?まだ府中~。府中ってもしかして異常に細長~いところなんだろうかあ?と朦朧と考える私。
でも富士山はやっぱり綺麗だったよ。登ったことはないんだけどね。
Anyway、そのせいで今日は暑くてバテバテです。皆さんはもっとましな連休を過ごしておられることと思います(笑)。

-------------
結構前に見たのも含めて、見た映画の感想をまとめてアップ、Part1。

・ Elephant(エレファント)

公式HP

オレゴン州ポートランドにある何処にでもあるような高校。何処にでもあるような朝の風景。美大を目指すイーライは見かけたカップルの写真をり、黄色いTシャツのジョンはアル中の父親の代わりに車を運転している、仲良し女の子3人組の会話、自意識過剰でコンプレックスの固まりのミシェル、授業中ティッシュをぶつけられるうっすらいじめられっこのアレックス。仲間意識と、ちょっとした友情と、恋心、コンプレックス、不安と期待、いつも通りの小さなトゲを内包したでも平穏な学校生活。この日もそんな変わりなく続く日々のうちの1日に過ぎないと思っていた…。

ボウリング・フォー・コロンバインでマイケルムーアも取り扱ったコロンビア高校での銃の乱射事件をモチーフにしているが、「ボウリング…」が銃社会の告発というはっきりとしたテーマのもとに、いわばこの事件を出発点として映画を発展させているのに対し、こちらはあくまでフィクションとしてこの事件を映し出し、「掘り下げ」ていく。
ドキュメンタリー風に静かな情景の中にも事件の瞬間へと加速していく「その日」を高校生活を送る様々な人物像・場面を通して描き出していくかたち。
ボウリング…と比較されがちだが、非常に異なる性格を持つ映画なので一概に比べるのは不可能ではないだろうか。 どちらも投げかけてくるものは果てしなく重い。 この映画の後ろに流れる悲痛な思いはやはり「何故この事件はおきてしまったのか?」だ。

題名はですね、インドの盲目のお坊さんが3人象に初めて遭遇したんだけど、一人は偶然鼻を掴んだので象とは細長い生き物だと思ってしまう。残りの2人もそれぞれ体の違う場所を触って象のイメージを作り上げるのだが、あとで3人話し合うと同じ生き物について話しているのに3人とも全く違うことをいい合う事になった。とかいうインドの寓話があるんだけど。要するにつまり、人間とは目先の一部分に惑わされがちであり、ものごとの全体像を把握することは難しいという教訓話からきているとのこと。

何か事件があるたびに、安直に「親のせい」「学校のせい」「テレビ・映画・コンピューターゲーム・インターネットのせい」としたり顔して解説するメディアetc。そして破れたところにパッチをあてるように、その場限りの「解決策」を提示してそれでお終い。
この映画はそのような姿勢にこそ疑問を呈してくれる。
この映画は何をも裁かない。明確な形での問題提起をしない。
ただ、ひたすらあまりにもリアルな高校生活の日常の場面場面を生徒の視線から描き出す。しかし、その中にこそ見ている側は自分達の、より多くのそしてより大きな「何故?」を読み取るのであり、だからこそこの映画は余計に胸に迫る。突き刺さる。
何度も言うように、一つ一つの場面はあくまでさらっと流れていく。
通販で気軽に銃を買うシーンもここでは多くある「日常的」シーンの一つだ。
監督ガス・ヴァン・サントは(グッドウィルハンティングの監督だよ!!あたしあの映画スキじゃないけど。って言うか嫌いだけど。)、いかなる問題も答も提示しない、登場する子供達にいかなる投影も感情的意味付けもしない。あくまで第三者的に淡々と一人一人の一日を映し出していく。彼は「したり顔に理解しているフリをする大人」ではないからだ。

しかし、あの一日が奪ってしまったものの重さが本当につきささる。淡々としているからこそ。何の主張もしないからこそ。逆に。
できたかも知れない友人、和解できたかもしれない家族、報われたかもしれない努力、癒されたかもしれないコンプレックス、叶えられたかもしれない漠然とした希望、未来、命。
勿論人生は厳しく、挫折に満ちているし、死ぬ程つらい人生を歩むことになったかもしれない。しかしながら、この日失われてしまった全ての「可能性」達は簡単に言葉にするにはあまりにも…重い。
私的にはかなりお勧め映画。


・School of Rock
(スクール・オブ・ロック)

公式HP

主人公のデューイ・フィンは、ひたすらロックに心酔。かつてのバンド仲間が自分の才能に見切りをつけ堅実な道を歩みだした後も、周りの白い目も気にせず、ひたすらに熱くゴーイングマイウェイに生きる日々。 そんな中、彼のあまりに破天荒な個人プレーに嫌気がさしたバンド仲間にバンドを追い出され、更に居候を決め込んでいる友人ネッド宅では友人の同棲相手には支払いのたまってる家賃の即刻支払い(さもなければ即刻退去)を告げられる。
仕事なし、金なし、住むとこなしの危機が迫ったデューイは、金ほしさにネッドの名を騙り名門小学校の代用教員におさまるが…。


監督がリチャード・リンクレイター。と聞いて、かなり驚いた。
何しろ、リンクレイターといえば
あの傑作Before Sunrise(邦題:恋人までの距離←絶対変、この邦題。変えて今すぐ変えて!!)とWakingLife(←これもいいよ。見てくれ。)
の監督である。
ちなみにBeforeSunriseは、好き嫌い別れるとこだろうが私にとっては断固とした傑作である。
ほとんど主人公2人の会話で構成されるこの映画は最初から最後まで嫌味がない、会話の美しさに彩られた名作である。
パート2作るという噂を聞いたが、断固反対。絶対止めて欲しい。

Anyway,何で驚いたかというと、え。だって話の筋を見るに、これほぼファミリー映画じゃん。はっきり言って。
別にファミリー映画でもいいんだけど。
いつにも変わらない、「チッブス先生」とか「いまを生きる」(この邦題も痛い。Dead Poets Society(死せる詩人の会)が原題)の現代版って感じ。
しかも、「いまを生きる」では子供とそれを取り巻く学校の無機乾燥な官僚制度(皆でページを引き裂く詩のテキストがあるけどそのテキストの内容なんてすごいよ、マジで心配になるよ。心から。教育というものについて)と、その中で生徒に自由な自己表現、一人一人の人間は皆同じではないし、同じであってはいけないということを教えようとする先生及び生徒との相克という非常にストレートなストーリラインながら、ぐっと胸にこたえるリアリティーがある。
でもこっちの方は、別に子供十分のびのびしてるじゃん。しかも子供の個性が小粒であんまり目立って気になる子がいない。
あたしが一番嫌だったのは。見た人はわかるけど、
適所適材という言葉もあるし、クラスの皆一人一人にそれぞれ自分にあったポジションがあるのはいいんだけど、
一部の生徒にバンドに出演を割り振って、残りは裏方、更に残りはセキュリティで、最後には
「先生私たち何をすればいいの?」
「キミたちはグルーピーだ」
っておいおいそれはないんじゃないの? 
結構子供の心を踏みにじってると思うんだけど。
で、終わりはお定まりの大団円ハッピーエンド。怖いほどの御伽噺です。

ってここまでが突っ込み。

しかしっ。ではこの映画に対してネガティブな気持ちでいるかというとそれはない。どちらかというと見てて楽しかったし、見てよかったし、見る価値有りと思ってる。
何故でしょう?

答。主演のジャックブラックがスゴイ。もう本当にすごい。この人ハイフィデリティで一躍脚光を浴びた人だけど、あれ以上にすごい。何がすごいって?
う~~~ん。もう全てのハナシを、キャストを彼一人でくっちゃってるほどの怪演。アツイ。

バンド仲間でなくてもyou have got to sort your life out!!
といいたくなるほどの無茶苦茶ぶり破天荒ぶりが異常なまでに板についてる、はまってる。すごいよう。見てよう。
見るほうは、彼の異常な(が多いけど)ハイテンションに押されて、あれよあれよという間に最後まで見て、おまけに「くすん。」とちょっと心まで暖まってたりして(笑)。

とにかく一見の価値有り。


・Cat in the hat(邦題がすごいっす。『ハットしてキャット』(笑))

映画の森てんこ森・解説Cat in the Hat

あらすじは書く気が起きないので上記参照。(でも上見ると製作及びキャストのメンバーは超豪華だ!びっくりした)

この映画日本で公開されたんでしょうか(笑)? 上記ページから日本公式ページへ行くとページがないんですが(笑)。
イギリス行く飛行機の中で見てしまいました。
アメリカでは全米興行二週トップでしたが、批評は散々だったらしいです。
原作が、もうアメリカ国民に愛されちゃってる誰もが子供の時に読んだあまりにも有名な児童書なので、皆すごい思い入れ持ってるんで反発もすごいんですね。 
まあ、気持ちはわかるな。マイクマイヤーズ上手いんだけどね。
でも面白くなかったもん。
下品云々の批判があるけど、それはいいんだ。
単に面白くないの。特に前半がスローな上に空回り。(後半結構良くなるんだけどね。子供達はよくやってるしさ。)

じゃなんでここに取り上げたかというと。上記のスクール・オブ・ロックのジャックブラックには全然全然及ばないけど。
アレックス・ボールドウィンがすごいっすよう。あたし結構彼好きなのよ。嫌みな二枚目っぷりが。あなたに恋のリフレインとか。(この映画で知り合って結婚した元妻のキムベイシンガーは別れた後、彼から贈られた宝石を全部オークションにかけてその売上金を動物愛護団体に寄付したらしい)
その二枚目の筈の彼が!! こんなだ!! すごいすごいぞ。これからこの路線で行くのか? …それだけ言いたかった。





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Last updated  Jul 18, 2004 08:06:12 PM
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