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↑書き出すともうだめですね、人間。知らぬ間に過去の貯金で生きてるわけです。(と、まだ自分への叱咤激励は続く(笑)) で。 若い頃、僕は人々が与えうる以上のものを 彼らに要求していた。 つまり永遠の友情とか 変わらぬ愛とかそういったようなものを。 今の僕は彼らが与えられるものを、 彼らに要求するすべを心得ている。 つまり無言の伴侶とかそういったものを。 だから彼らの愛や友情や高貴なしぐさは、 僕の目には奇跡的な価値をそっくりそのまま 保ちつづけることになる。 カミュですよ、カミュ。 もうあなた、これ何回引用すればいいのですか? と自問するくらいこればっか引用する私。 何でかというと、自分のノート読んでたら(ええっと、常になにか書いてる人間なので、いつもノート持ち歩いて色々折に触れ書いてるのです)最近のエントリーに ”ある一瞬やある特定の人に 人生の中で 余りにも多大な意味や期待を付与するのは危険なことです。 結局は、独りよがりの愛情になるからね。” とあって。 なんか最近人の縁について色々考えます。 切れてしまった縁、切れたと思ったに思わぬところで復活縁、ずっとまったりと繋がってる縁。 昔はね、友情とか愛情とかでもすごいセレクティブで自意識過剰で。シニカルなことを、「ぶって」言ってみたりして、本当の意味で人に慣れ親しむのに時間がかかったくせに(いやらしいことに表面上はフレンドリーなんですけどね)、実は内心すごい「永遠の友情」とか「変わらぬ愛」とか憧れてる子でした(ありがち!)。 相手に多大な要求とか理想とか被せるタイプ。 ジェーンエアのヘレンに対する友情とかみたく。 だからすごい人とつきあうのにもしつこいようだけどすごい、セレクティブだったし。 そのくせ、この人は、同じ種類の人!と思うと、熱烈に友達になったり。 上手くいえないけど理想化してしまうんですね。 多分。 10あったら10聞かせて欲しかったし、言わないでも全てを理解して欲しかった。勿論一番の人には一番に思われたかったですし。 ちょっとした趣味や考え方の符号に「やっぱりこの人は!」と有頂天になったし、逆に二人の間の差異は裏切りに見えたり。 これって割に友人だけじゃなくてどの人間関係にも言えて、毎日毎日ちょっとしたことや色んな人の一挙一投足に喜怒哀楽激しくて。 母が皮肉で「アンタって毎日劇的な人生送ってるのね」って言ったくらい。 でもまあ、こんなワタクシでも人は多少変わるもので。 気がついたら、いつのまにかもっとゆったりした気持ちで友人と接しられるようになった。ありがたいことに(笑)。 それに善意を素直に受け入れられるようになったって言うのかな...。 全身全霊で人に甘える(期待する)のをやめて、自分でいったん処理してその上で、 友人が与えてくれる慰めとか助言とか、何よりもお叱りとか。 素直にありがたい。 話を聞いてくれる人、自分がどんな時でも話がしたい人、誰かは必ずいてくれてありがたい。 友達とのある部分での違いを問題なく受け入れられるようになったし。それでも友情に暖かい気持ちや感謝や色んな気持ちを持てるようになった。 それにね、ちゃんと色んなことを言葉に出して言うようにもなった。言わないでもすっごい全部理解してもらおうっていうのは結局は甘えだったのですよ。 説明もしないのに、言わないでも分かってくれるはず、と思って分かってもらえないと勝手にすねてた。 すぐに反応を求めない。相手に時間を上げること。 説明すること。 100分かってもらわなくても、分かる部分で共感を示してくれれば嬉しい。こっちも相手のこと100分かったりはできないんだしさ(笑) すぐに一生の関係云々難しく考えないで、むしろその場その場での関係を大切にしていけばいい。 そうしておいて、細い糸を断ち切らずに窓を開いておく限り、人生のフェーズフェーズの重なり合いで切れそうだった糸が戻ってきたり、思わぬ糸が繋がったり。 で。気がつくとすごい長い間の付き合いになってたり。 そういうものなのかも。 なんてことを考えるのも、ちょっと最近不幸な出来事があってアワアワしてた時に、本当に友人にお世話になったから。 中でも友人Mとかは結構趣味とか、人生観とか、色んなところが結構違うし(本好きでもないな。勿論重なるところもあるけど)。それに、昔(って5年以上前)全然異性の好みは違うはずなのに同じ人をすごい好きになって、お互い多少プライドもあって馬鹿ではないはずなのに、結構二人とも自分でも驚くくらいにお互いに対して疑心暗鬼になったせいで(笑)一年間音信不通で縁が切れたと思ってた時期さえあったのに。 なんかのきっかけでまた出会ったら、もっとぎこちないと思ってたのにまるで何事も無かったかのように自然に会話が弾んで面白くて面白くて。 この数年でコンスタントにすごい仲良しで、今回も一番お世話になったかも。 ありがたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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