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2023.08.15
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カテゴリ:社会問題
 今日(14)も状況は全く変わっていません。そのため、ここ12ヶ月間、5回も6回も同じような解説を紹介していましたので、今日は全く別の話を紹介します。 

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 大統領選挙(及び国会議員選挙)後に、内閣改造(大臣のすげ替え)と中央銀行総裁の交替が行われました。その時に、注目人事として、ソイル内務大臣(以下全て「当時」)、アカル国家防衛大臣及びフィダン国家諜報庁(MIT)長官の3人を紹介しました。少し長くなりますが、引用します。「特に注目されたのがソイル内務大臣とアカル国家防衛大臣でしたが、この二人も大臣には再任されませんでした。(中略) もう一つの注目人事は、フィダン国家諜報庁(MIT)長官の外務大臣任命でした。後任のMIT長官には、側近中の側近であるカルン大統領府報道官が就任しています。カルン新MIT長官もソイル内務大臣とは犬猿の仲と言われているので、ソイル包囲網あるいはソイル無力化が図られことは明白と言われています。警察及びジャンダルマ(内務省軍)を使って、身内への諜報活動?もやりたい放題だったソイル内務大臣に手を焼いていたエルドーアン大統領の練りに練った作戦(バフチェリMHP党首から反対されないよう、国会議員になった全ての前大臣からは一人も入閣させなかった)だったという解説もありました。管理者も、この指摘は当たっていると考えます。意見が分かれているのがフィダンMIT長官(新外務大臣)です。諜報機関のトップから外し、後任に側近中の側近を送った(外務大臣としてはカルン前大統領府報道官の方が何倍も相応しいという指摘もあります)こと に関して、ソイル内務大臣と同様に、影響力を削ごうとしたという否定的評価がある一方で、(諜報)の政界から表(外交)の世界に飛躍させた。ポスト・エルドーアンの最有力候補という真逆の肯定的評価もあります。管理者は現時点ではどちらの評価が正しいのか分かりません。が、経済分野でのエルドーアン大統領の動きを考えると、前者(=危険人物の影響力を削いだ)に近いように思います。」

 あれから2ヶ月以上経過しましたが、国会議員(かつ委員会委員長)に転出させたソイル前内務大臣とアカル前国家防衛大臣については、完全に予想が当たり、この2人に関するニュースは全く聞かれなくなりました。さらに、内務省とトルコ軍において大規模人事も行われ、この2人に近い人物はすべて左遷され(言いすぎであれば、重要なポストから監視できる役職に移動させられ)、この2人の影響力は完全に消滅させられたという解説がありました。管理者もこの解説はほぼ完全に正しいと考えます。一方、フィダン前MIT長官については、外務大臣としては活躍していますので、「左遷された」は完全には正しくないとしても、トルコにおける権力者としては、格付けとしては上がって(長官から大臣へ)いても、MIT長官の持つ情報力からは遠ざかっているため、「影響力を削がれた」という観点については、正しかったと考える人が多そうです。

 内務大臣、国家防衛大臣、MIT長官及び外務大臣の人事、そして、元大臣は全て国会議員にし、かつ、委員会委員長という名誉職につけ、また、カヴジュオー前トルコ銀行総裁を銀行監督監査委員会(BDDK)委員長にしていることから、エルドーアン大統領の党内権力掌握方法は、人事権であり、「ナンバー2も作らず、敵も作らない」という手法と思われます。「ナンバー2を作らない」を簡単に証明できる方法は、「今、何らかの事情でエルドーアン大統領が大統領でなくなった場合、後を引き次ぐのは誰か」と質問することです。“誰も答えられない”か“100通りの回答が出る”という状態です。ビラール・エルドーアンという長男を中東訪問に連れて行き、トルコ政府と無関係であるにもかかわらず席次を2番目にするということをしていますが、「ビラール・エルドーアンが後継者である」と考えている人は、現時点ではそれほど多くないと思います。実子以外では、ベラート・アルバイラク元国庫・財務大臣と、武装無人機バイラクタル2の開発者兼経営者(バイカル社最高技術責任者)であるセルチュク・バイラクタル氏という2人の娘婿がいますが、豊臣家(秀次と秀頼)と同じ状態にならないとは限りません。日本の例を引くまでもなく、トルコでも大人気を博し、日本でも紹介されている“Muhtesem yuz yil(栄光の世紀) ”という長編ドラマでも描かれていましたように、オスマン家跡継ぎ問題は、あるいは帝位継承は“身内の殺し合いの結果”という側面もありますので、“エルドーアン後(ポスト・エルドーアン) ”は大混乱になるかもしれません。

 なお、トルコ政治で忘れてはならないのは、エルドーアン大統領の前、より正確には、憲法裁判所長官から大統領になったセゼル大統領の前のデミレル大統領とオザル大統領はそれぞれ院政を引こうとしましたが、いずれも失敗したと言えます。つまり、トルコでは、一旦、最高権力が他人に移れば、その最高権力者を、前任者も含めて誰もコントロールできないということです。ある意味で、世界中のどこでもあることとは思いますが、トルコでは“小さくでも俺の物(が良い、でなければならない)”、“鶏口となるも牛後となるなかれ”で、自分がトップに立つことを重視しますので、「形式的に最高権力を引き継いだ人なら誰でも、実質的な最高権力者になろうとする」のは当然と思われます。トルコにおける最近の例外は、ギュル前大統領くらいではないでしょうか(この時はまだ、実質的な最高権力者は「大統領」ではなく、「首相」だったとは言えますが、、、)。したがって、余程信用できる人でなければ、自分の後継者にすることはないと考えられます。別の言い方をすれば、「トルコには諸葛孔明はいない」ということになります。ウィキペディアから少し編集して引用しますと、「三国時代の蜀の皇帝である劉備は崩御にあたり諸葛孔明に対して『そなたの才能は曹丕の10倍ある。きっと国を安定させて、最終的に大事を果たすだろう。もし我が子(劉禅)が補佐するに足りる人物であれば補佐して欲しい。もし我が子に才能がなければ迷わずそなたが国を治めてくれ』と李厳と共に事後を託した。これに対し、諸葛孔明は、涙を流して股肱の臣下としての忠誠を誓った。」とのことです。しかし、エルドーアン大統領(劉備)がビラール(劉禅)の補佐を諸葛孔明(後ろ盾になってもらいたい誰か)に託したなら、トルコの諸葛孔明?は“必ずや劉禅を排し、あっという間に自分が帝位につく”という意味です。

 引用が長くなりましたが、結論を一言で言えば、「現時点では、ポスト・エルドーアンはブラックボックスの中」ということになります。いずれにしても、エルドーアン大統領にとっては、「トルコには諸葛孔明がいない以上、ナンバー2は絶対に作ってはいけない」という状態と思われます。そして、過去21年間、より正確には「特くに大統領就任後の過去10年間」で、「能力のある人を登用する・就任させるのではなく、自分の指示・命令に100%従う人を重要なポストに付ける」という対応をして来ましたが、今後もこの状況は続くと思われます。このことを野党関係者などは、「liyakat(リヤーカット。能力)よりもsadakat(サダーカット。忠誠)を重視した人事だ」と指摘してきました。(その典型例は、ネバティ前国庫・財務大臣ではないかと思われます)


 この話題以外では、メトロポ()ル社が行った面白い?アンケート調査の結果を、時々紹介している外交が強い新聞記者が紹介していました。別の機会に紹介したいと思います。




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 今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。




 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。




















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Last updated  2023.08.15 14:13:53
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