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カテゴリ:東京 板橋区の石仏
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徳丸の中央部に移ります。この地域は西に「徳丸石川通り」東に「徳丸通り」が 南北に走っています。今日は「徳丸石川通り」から歩いてみましょう。 石川橋公園 板橋区徳丸5-14 紅梅公園の西から「徳丸石川通り」を南へ向かう。松月院通りを越え坂道を下ると 信号機のある交差点の左に石川橋公園がある。交差点から斜め左に入り公園沿いに 歩くと植え込みの中に庚申塔が立っていた。 庚申塔 嘉永5(1852)塔の正面に「庚申塔」下の台には「講中」と彫られている。 台の右側面 北 赤塚 吹上道。左側面 左 ねりま いたばし道。裏面に年号を刻む。 開進堂霊園 板橋区徳丸5-19 石川橋公園の道路を挟んで東の向かい側に開進堂霊園がある。かなりの傾斜地で 墓地は急な階段の両脇に段々畑のように広がっていた。 一番上の本堂の右手、小堂の中に三体の丸彫りの地蔵菩薩像が並んでいる。 右 地蔵菩薩立像 寛延2(1749)厚みのある体躯で右手に錫杖左手に宝珠を持つ。 下の台が異常に大きい。中央に「法界(古体字で)萬霊」両脇には造立年月日。 右下に講中とあり、左に願主 物外、僧名だろうか。 中央 地蔵菩薩立像 寛政12(1800)静かな表情で合掌している。下の台の正面 梵字「カ」の下に恵明法師。両脇に造立年月日が刻まれていた。 左 地蔵菩薩立像 文化4(1807)像の中央に断裂跡がある。台の材質が粗いため 文字が読みにくい。正面 梵字の下に「奉□」、右側面 為自他□□、左側面には 年号。続いて願主禪心と刻まれている。 駐車場内コンクリート壁 板橋区徳丸5-12 石川橋公園の南の道を東に1分ほど歩くと駐車場の奥、後ろに建つ住宅の土台の コンクリート壁の中程に庚申塔が祀られていた。3m位の高さがあり、近寄って 像を観察することはできない。 像の全体を撮るために遠くから望遠レンズで撮影した。庚申塔 元禄13(1700) 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。光背の一部は欠けているものの、全体に きれいな状態を保っている。青面金剛は不敵な面構えで正面をにらんでいる。 光背右「奉造立庚申像二世安樂処」脇に願主は個人名。光背左に造立年月日。 足下には二鶏だけが彫られていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.10 20:03:45
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