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私家版 さいたまの石仏

私家版 さいたまの石仏

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☆いたやま☆

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

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2023.11.17
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二ツ宮、残りの二カ所の石仏です。

一乗堂 西区二ツ宮785​[地図]


二ツ宮交差点から西に向かい、初めの信号交差点を右折してしばらく進むと、道路左側に一乗堂の入口がある。境内右手の小堂の中の六地蔵塔は昭和63年造立の新しいものだった。


入口近く左手、真ん中に石祠を挟んで二基の石塔が立っている。


左 地蔵菩薩坐像 享保16(1731)薄い四角い台の上に角柱型の石塔、さらに正面に蓮の花が彫られた厚い敷茄子、重厚な蓮台に丸彫りの地蔵菩薩半跏坐像。


うっすらと白カビが見られるが、丸彫りにもかかわらず、輪光背も完全な形を保ち、複雑な形状の柄の錫杖も、宝珠ともに欠けることなく、細かい彫りも納衣から足のつま先までしっかり。300年前のお姿をそのままに残していた。


角柱型の石塔の正面 白カビの中に「六道能化 地蔵菩薩 今世後世 能引道」塔の右側面に造立年月日。


左側面に武刕足立郡植田谷領二ツ宮村。裏面に大きく「念佛講」右下に施主、左下に惣村中。地蔵菩薩を主尊とした念仏供養塔ということになるだろう。



右 普門品供養塔 天明8(1788)大きな四角い台の上 蓮台に乗った角柱型の石塔の正面 梵字「サ」の下に「奉讀誦普門品三万三千部供養」両脇に天下泰平 風雨順時 五穀成就 万民豊饒。


塔の左側面 阿弥陀三尊種子の下「西國 秩父 坂東 奉順禮一百箇所成就供養塔」百ヶ所観音霊場順礼供養塔ということになる。


さらに左側面 梵字「アーンク」の下「湯殿山 月山 羽黒山 奉参詣爲現當二世安樂也」出羽三山供養塔でもある。


裏面中央に大きく造立年月日。右脇に二ツ宮邑 二宮山一条院慧快代、左脇に林光寺。一条院は林光寺の数多い末寺の一つだったのだろう。


四角い台の正面 右端に惣村講中とあり13名の名前、右側面に17名の名前、左側面に12名の名前が刻まれていた。三面合わせて42名。当時、二ツ宮にはどのくらいの家があったのか?一条院を中心に多くの人たちが力を合わせたということなのだろう。

大宮けんぽグラウンド地蔵堂 西区二ツ宮2396西​[地図]


荒川左岸河川敷、治水橋の南にある大宮けんぽグラウンドのなか、池のほとりの塚の上に地蔵堂が立っていた。


階段を上ると、お堂の左脇に石塔が並んでいた。


左の三基は墓石。左から寛政3(1791)安永7(1778)安永4(1775)の命日と、「大徳」戒名が刻まれている。


右 名号塔 天明2(1782)背の高い角柱型の石塔の正面 阿弥陀三尊種子の下に大きく「南無阿弥陀佛」


塔の右側面は無銘。左側面に武州足立郡植田谷領二ツ宮村。


裏面中央に「億百万遍供養塔」両脇に造立年月日。右 天明の上に「士」左 十月の上に「富」とあって、なんだろうと思っていたが、左から読んで「富士」だろうか?最上部に富士山が線刻された石塔をいくつか見かけたことがあったが、これまで文字であらわすのは見たことがない





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Last updated  2023.11.17 18:22:03
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