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私家版 さいたまの石仏

私家版 さいたまの石仏

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☆いたやま☆

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

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2023.12.15
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県道2号線の三橋交番前交差点を越えた北側が三橋6丁目になります。今日は大倭神社と路傍の石仏を見てみましょう。

大倭神社 西区三橋6-411​[地図]


三橋交番前交差点から500mほど北、東の住宅街の中に大倭神社がある。すぐ近くを交通量の多い新大宮バイパスがはしっているが、木々に囲まれて広い境内は静寂に包まれていた。


長い参道の先、本殿の右奥一帯には竹林をバックに空き地が広がり、その隅に大きな石塔が立っている。そのスケールの大きさ、造形美などから、さいたま市内でも指折りの庚申塔と言えるだろう。市の有形民俗文化財に指定され、脇に解説板が立っていた。


庚申塔 享保6(1721)邪鬼を敷いた丸彫りの青面金剛坐像が笠付き角柱型石塔の上に乗る。その高さは250cmを越す堂々たるたたずまい。


蓮台の上の青面金剛像。丸彫りの六臂像で上の腕の一部が欠けているが彫りは全体によく残っている。目を吊り上げ口をへの字に合掌しながら正面をにらみつける青面金剛。組み敷かれた邪鬼が青面金剛と同じような顔つきですごんでいた。


塔身部正面を彫りくぼめた中、梵字「ウーン」の下に力士に担がれた愛らしい二童子を生き生きと浮き彫り。白カビなどもほとんどなく、彫りは立体的で美しい。


左側面に造立年月日。続いて武州足立郡内野上村惣村中。


右側面には「奉造立庚申供養塔」と刻まれている。



上の台の正面に「庚申講」下の反花付き台の正面に三猿と二鶏が彫られているが、この辺りは風化が進み、左の猿などは文字通り影が薄くなっていた。

養福寺東住宅前 西区三橋6​[地図]


さらに北へ進み、養福寺の前を右にはいると、住宅の入口門扉脇にブロックの小堂が立っていた。


馬頭観音立像 寛政5(1793)舟形光背に三眼忿怒相六臂の馬頭観音像を浮き彫り。カビもなく風化の様子もなく驚くほど美しい状態を保っている。彫りは写実的で頭上の馬頭もくっきり。持物は三鈷杵、法輪、斧、棒。光背の上部両脇に造立年月日。右下に内埜上邑、左下に施主の名前が刻まれていた。

桜堂入口路傍 西区三橋6-1376​[地図]


養福寺から北へ、三橋六丁目交差点を越えてすぐ、交差点左側の角のブロック塀の前に庚申塔が立っていた。ここから西に入ると、桜堂(養福寺の境外堂)があって、多くの石仏があるが、こちらは次回にまとめて紹介したい。


庚申塔 安政4(1857)角柱型の石塔の正面「庚申塔」両脇に造立年月日。塔の右側面 東 上尾 原市 道。


左側面に 西 秋ば 川古へ 道。道標として街道の分岐点、追分にたっていたのだろう。

桜堂北三差路 西区三橋6-1402南​​[地図]​​


桜堂のあたりから道はのぼりになり、その先は三差路になっていた。左に進むと県道165号線で川越線を越えて国道16号線宮前IC西交差点。右の脇道は新大宮バイパスと国道16号線の交差、宮前IC付近に出る。


三叉路の右奥の小堂の中 庚申塔 寛政2(1790)小堂の格子のすき間からなので塔の下部までは見られない。駒型の石塔の正面を彫りくぼめた中 日月雲「庚申」下の台の正面に三猿が彫られているらしいが今回は確認できなかった。


塔の左側面 武州足立郡 上下内野上村。


その下 願主一名、世話人二名の名前、助力惣村中。右 平方道と刻まれている。


右側面に造立年月日。


さらに東方 あげお おけがわ 道と刻まれていた。

大宮西中学校西の畑 西区三橋6-1420-13北​[地図]


三差路右側の道を少し歩くと、道路左側の畑の中に小堂が立っていた。


小堂の中 馬頭観音塔 安永6(1777)舟形光背、梵字「サ」の下に慈悲相二臂の馬頭観音立像を浮き彫り。


風化が進み白カビも多い。馬口印を結ぶ馬頭観音。頭上の馬頭は明快。光背右脇に「三界萬霊等」左脇に造立年月日。左下に施主 上村とあり、個人名が刻まれていた。





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Last updated  2023.12.30 05:19:30
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