私家版 さいたまの石仏
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☆いたやま☆
自転車とカメラが趣味です。 さいたま市とその周辺の地域の石仏を紹介します。
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ホームページ「私家版さいたまの石仏」はこちら 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 中郷薬師堂に続いて川越線の北の地域から今日は二ヶ所の石仏を見てみましょう。 十一面観音堂 西区西大宮1-49-14[地図] 中郷薬師堂から西に進むと右側に指扇小学校がある。その西隣に十一面観音堂があった。観音堂右奥小堂が立ち、周りに石塔が並んでいる。 小堂の中 念仏供養塔 寛政3(1791)四角い台の上の角柱型の石塔の上に敷茄子・蓮台を重ね、丸彫りの地蔵菩薩立像。総高150cmほど、享保期と比べるとひとまわり小さい。 宝珠・錫杖は損傷がないが、腰のあたりに大きな断裂跡があり、尊顔はつぶれていた。 石塔の正面中央に「念佛講中」両脇に造立年月日。 塔の左側面 足立郡差扇領大木戸村 願主 願心。 右側面には11の村の名前と講員数が刻まれていて、合わせると94人になる。大きな講だったようだ。 小堂の近く 不動明王塔 宝暦7(1757)炎の光背に右手に剣、左手に羂索を持った忿怒相の不動明王立像、口に牙が見える。全体に動きがあって力強い。 塔の右側面「寄峯?贈大阿闍梨法印義順大徳」下部を横切るように「霊□」高僧の墓石だろうか?羂索を持つ不動明王の左手は破損している。 左側面の紀年銘は最後が吉日ではなく命日だろう。その横に施主は個人名が刻まれていた。 その隣 不動明王塔 寛永7(1630)舟形光背に不動明王立像を浮き彫り。 剣と羂索を手にした不動明王。光背に火焔はなく、尊顔は忿怒相とは言え穏やかで、一見不動明王塔には見えない。光背右脇に権大僧都智清法印。これも墓石か?その下に大木戸村とあり個人の名前。左脇に命日?その下に同とありこちらも個人名が刻まれていた。 西大宮1丁目第一公園 西区西大宮1-5[地図] JR川越線西大宮駅の北口から東へ向かう。スーパーの南にある公園の南西の隅に石塔が立っていた。写真右の道を東に進むと、突き当りに大塚古墳がある。 庚申塔 元文5(1740)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 日月雲は線刻。さら法輪をのぞく持物、斧と弓矢も線刻されていた。これはめったにないと思う。上右手に矛ではなく斧を持つが、旧華蔵寺墓地西の小堂の中の青面金剛庚申塔で書いたようにこれもかなり珍しいはずだ。 足の両脇に二鶏を線刻。足元の大きな邪鬼は顔がつぶされていた。その下の部分に正面向きに座る三猿。 塔の左側面中央に武州足立郡指扇領大木戸村。その右脇に施主とあり二名の名前。 塔の右側面に造立年月日。その下に三名の名前が刻まれていた。
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