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私家版 さいたまの石仏

私家版 さいたまの石仏

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☆いたやま☆

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

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2024.04.24
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日進町から東へ進みます。今日は大成町と東大成町の石仏を見てみましょう。

稲荷第2公園 北区大成町4-386北​[地図]


国道17号線、大成町四丁目南交差点から西に進み、次の交差点を右折して北へ向かうと、正面に稲荷第二公園があった。入口左脇に三基の石塔が並んでいる。


左 庚申塔 元禄14(1701)四角い台の上の唐破風笠付き角柱型の石塔の正面を彫りくぼめて、外に 日月雲、中に青面金剛立像 合掌型六臂。


合掌しつつショケラも持つ「岩槻型青面金剛」持物は斧・ショケラ・弓矢。頭上にとぐろを巻いた蛇をのせている。


足元に正面向き上半身型の邪鬼。これも岩槻でよく目にするタイプ。その下に正面向きに座る三猿。両脇に彫られた二鶏はかなり大きい。最下部に13名の名前が刻まれていた。


塔の左側面に造立年月日。その横に武刕足立郡大成村。


右側面中央、白カビに挟まれるように「奉造立庚申供養爲二世安樂」と刻まれている。


中央 庚申塔 明和3(1766)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。塔の縁は欠け白カビが多い。


持物は矛・法輪・弓・矢。近寄って見ても顔ははっきりしない。


足元に大きな邪鬼。右手で頬杖をついてとぼけ顔。その下は半ば溶けているが三猿だろう。


塔の右側面中央に「庚申待石橋供養」石橋供養塔を兼ねている。左脇に造立年月日。右下に武刕足立郡大成上村と刻まれていた。


左側面は一見無銘のようだが、よく見ると下部に文字らしいものがうっすらと見える。読み取りは難しいが右側面の銘から考えると、施主とか願主の名前か?


右 庚申塔 天保2(1831)四角い台の上の角柱型の石塔の正面、日月雲の下に大きく「庚申塔」


塔の右側面に造立年月日。左側面に武州足立郡上大成村講中と刻まれていた。


台の正面に三猿。風化のためかやや不鮮明だが、いずれも片手使いか?足の組み方にも変化があっておもしろい。


台の右側面、右から十名あまりの名前が並び、その左に村信心中、さらに世話人とあり二名の名前。


左側面にも十数名の名前が刻まれていて、講中25名あまりというところだろうか。

大宮郵便局北交差点脇 北区東大成町1-495​[地図]


中山道の大宮郵便局北交差点角、ファミリーレストランの出口脇に石塔が立っていた。


道標 安政7(1860)角柱型の石塔の正面上部に富士山?を線刻。その下に富士山 御嶽山 よの 引又 かわ越 道。


塔の右側面に造立年月日。左側面に大成村 願主とあり、五名の名前が刻まれている。

東大成小学校入口交差点脇 北区東大成町2-263​[地図]


中山道をさらに北へ進むと、東大成小学校入口交差点の北東の角のビルの前に二基の石塔が立っていた。


右 電信柱の脇に馬頭観音塔 天保3(1832)大きな四角い台の上、角柱型の石塔の正面上部 蓮台に座る輪光背を負った二臂の馬頭観音像を浮き彫り。その下に「供養塔」


塔の左側面は無銘。右側面に造立年月日。


台の正面 右から大宮宿 上尾宿 加村 櫛引村 西谷村 加茂宮村 土手宿村 大成村 右宿々村々馬持中。


台の右側面奥に大宮宿、上大成村、中大成村から世話人四名の名前、続いて寄付者一名、左端に領家村と刻まれていた。領家村は正面の村々といっしょと考えられる。この馬頭観音塔は大宮宿と大成村の世話人のもと、二宿七村の馬持中が造立したものということになる。


台の左側面には道標。此方 せうぶ(菖蒲)四り半、きさい(騎西)五り半と刻まれている。


左 駐車場の入口脇に 三界万霊塔 安永6(1777)隅丸角柱型の石塔の正面 上部を舟形に彫りくぼめた中に宝珠を手にした地蔵菩薩坐像を浮き彫り。顔はつぶれている。その下に「南無三界萬霊」両脇に造立年月日。右下に大宮、左下に上尾。


塔の右側面 是より東/右 原市道と刻まれていて、こちらも道標になっていた。


左側面には願主 大成村 西善と刻まれている。

猿田彦大神神社 北区東大成町2-481​[地図]


さらに北へ進み国道17号線との大きな信号交差点の150mほど手前、道路左側に朱塗りの鳥居が立ち、その左脇に教育委員会の解説板が設置されていた。鳥居の奥に小堂がたっていた。


「猿田彦大神」と書かれた額がかかった小堂の中 庚申塔元禄10(1697)大きな舟形光背に日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。


さすがに全体に風化が進み光背の縁は欠け、青面金剛の顔立ちもはっきりしない。光背上部両脇に造立年月日。

足の両脇に二鶏。青面金剛は邪鬼ではなく磐座に立っている。その下に正面向きの三猿。左脇に 平方村 石屋次兵衛。三猿の下の部分に男女合わせて多くの名前が刻まれていた。





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Last updated  2024.04.24 20:16:28
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