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2021.05.31
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カテゴリ:教育・職業
帰ってきた怪しい話 第0009話 「過労死すんじゃなかったの?」

 都立高校で正規雇用されている教員(地方公務員ですな)が自らの育児経験を漫画化した作品をネットで公開していて、出版社から書籍化(いわゆる紙の本)の打診を受けたことから都の教育委員会へ副業として許可してちょと学校(校長)経由で申請して却下されたことで”不許可とした判断基準を明確にしろ”と裁判沙汰にしたそうな ・・・ あれ?高校の先生に限らず学校の先生って本業が”過労死するレベルで忙しい”とか言ってなかったっけ?

 副業で漫画を書籍化して印税が生じる場合は、通常業務+執筆活動ということで更なる浪々時間が加算されるだけに、”教職員の本業とは無関係な自分の私的経験を漫画化して印税を手にするという自分がやりたいことをやる分には過労死するから嫌だとは言わないのか?

 ちなみに、漫画を書籍化した場合の初回の印税というのは実際に売れた冊数ではなく出版社側がこれくらいは売れるんじゃね?と見込みを立てて算出した(見込みで初版1万部とか)冊数に相当する印税+じ実際に販売してみて予想以上に売れた場合の歩合に相当する印税という風な契約になると考えておくと分かりやすい ・・・ つまり、ほとんど売れなくても初版で印刷された冊数分の印税は最低保証として支払われ、実際に売れたのが10冊で1冊の売価が千円だから印税は300円とかいった計算にはならない契約の方が多いということ。

 国家公務員の場合でも、”自分の本業の職務や仕事に関連する専門知識を前提とした書籍の出版などで印税を手にする”人というか、実際にはそういった職場のポストは少ないながらも存在しているのですが、基本的に本業と関連し無かったり関連性の薄い分野の書籍を出版して印税を手にすることはほぼ不可能です ・・・ 通常業務をこなしているだけでも、本業と関連しない書籍の出版をやっている暇はありません(笑)。

 前述した都立高校の先生の言い分としては、”2017年に取得した育児休暇中に執筆を始めた漫画を基に、復職した後も子供が寝静まった後に1~2時間かけて趣味として執筆をつづけている”作品だそうな ・・・ 趣味の作品なら個人ブログなどで無償公開するだけで終わっていればいいんじゃね?と思ったのは私だけか?もっとも、明日の仕事(授業など)の準備もした上で、子供が寝た後にコンスタントに1~2時間趣味に費やせる時間があるのに過労死する謎の職場ってか??(大笑)

 その時間を使って”自分の授業の動画ファイル化”とか”生徒の成績管理の電子化”とか、2022年から都立高校も新入生に自腹でタブレットを購入させる方向で話が進んでいる御時世だけに、”趣味の漫画を描いて副業の銭儲けに邁進する暇があるなら、本業絡みでやっておかなきゃならない個人の(コンピュータ絡みの)技術や知識の習得を優先すべきなんじゃね?

 ちなみに、都の教育委員会が2019年度に許可した兼業は約1900件で、内容は教科書の執筆、講師といった本業絡みの兼業に認可されることが多いというか、”本業絡みだし、仕事からみで断りにくい作業などで印税収入が発生するけど許可してちょ”というのが、従来から許可がおりている(或いは許可がおりやすい)公務員の印税収入が生じるような兼業で、反復して(業として)継続して本業とは無縁の印税が生じる執筆活動を行うようだと”あなたの本業は片手間で済むくらい暇なの?”と言われやすい職場や職域の方が多い ・・・ 多かった(笑)。

 ちなみに、公務員の給与は従業員が1万人(以上の)規模の比較的規模の大きな企業で支払われた給料や諸手当などを参考にして算定され支給される(ことになっていて)上に、学校の先生の場合は他の公務員よりも(夏休みや冬休みといった)事実上の長期休暇が公認されていて、以前にも書いたように理論上の年間稼働率は約54%でしかない ・・・ そもそも本業が週休3日~週休4日ということ。

 もちろん、約54%の稼働率というのはあくまで理論値の話で、担当する授業科目によっては言いたいことのある先生がおいでなことは承知していますが、”学校の先生たちって夜の8時頃までには帰宅(ないし学校から退出)していてそれ以上の残業をしている先生って少数派じゃね?”と。

 公務員の印税が発生するような兼業で公認されているものの大半が”過去の実績から印税の上限が(本業の年収よりも低額といった)ある程度事前に推測できる”もので、作家と呼べるレベルで本業よりも兼業の方が年収が多くなるようだと”ぼちぼち退官されたらいかが?”となりかねない(笑)。

 というか、霞ヶ関でも”目指せ夢の印税生活”とばかりに懸賞小説の類に投稿する人はそれほど珍しい話ではないものの、プロ作家になって退官できた人は皆無に近い ・・・ ある意味で堺屋太一さんが作家転身の成功事例になるくらいか?

 もっとも、プロ作家に慣れるレベルの公務員の場合、大学の教授に転身したり、作家に転職して退官された後もかっての本業の分野の絡みで行政に関与されることが珍しくないものの、ごく一部に作詞作曲で成功する人材も出ていることは比較的知られた話かもねと。

 ある意味で、不思議だったのが児童文学(?)の分野でシリーズ化された作品群を長期間執筆しつづけた”はやみねかおる”などの長らく作家と学校の先生の二足の草鞋を履き続けていた存在で、よくあれほど副業で稼いでいたのに教育委員会は兼業を公認し続けたよなと。

 現役の先生の時代に、趣味が高じて1~5冊程度の小説や漫画を書籍化してそれなりの印税を手にする程度の話に目くじらを立てる方がおかしいという人もおいでかもしれませんが、”でも、最近の学校の先生たちって本業をこなすだけでも過労死するとか業務が過酷で精神を病むレベルなのでなんとかしろ!”とか公の場で主張してるじゃん?それほど過酷な職場で副業で印税を手にできるレベルの漫画や小説の類を執筆してる暇はあるの?と、私は、思ったわけです。

 体育会系の顧問を引き受けて”過労死する”とか”残業代も出ない”と主張する学校の先生のいる一方で、趣味の小説や漫画を執筆して一山当てて(笑)副業の印税収入だけで億を越える単位になったので定年を待たずに中途で退官して悠々自適の生活に ・・・ という場合でも、公的年金は勤務した期間分は加算され、定年を迎えて満期で退職する場合ほどではないものの10年も務めていれば数百万円単位の退職金が支給され、退職した後にハローワークに行って手続きをすれば失業保険の給付も民間に準拠した金額で支給されるという。

*(特に若い現役の公務員の方、”民間と違って公務員は失業保険に加入していなから退職しても失業保険の給付対象にはならない云々と言われた経験があるかもしれませんが、それは、都市伝説というかほとんどの場合「嘘」とか「ペテン」と言われても不思議でない話で、実際に公務員の失業給付を受給するための手続きの詳細は法律にも明記されています)。

 それはそれとして、自分の子育て記録を漫画化したものを大手出版社から書籍化して(数百万円の単位で印税を手にする行為を”公務員の副業として公認し(=売れ行き好調の場合、続編の刊行や重版、アニメ化などメディアミックス展開に至った場合の収入も公認しろ、もちろん、教職員としての身分や本業収入、昇進、転勤、退職金や年金などに不利益が生じないように)しろ!”と過労死しかかっていると主張する地方公務員であるところの都立高校の学校の先生が少なからず実在するらしい職場というか職域に在籍している現役の都立高校の某・先生は主張しているわけです。

 ここまで書くと、なぜ都の教育委員会が安易に副業を公認しなかったのか理解された人が増えたと思いますが、余程のヒット作に恵まれない限り、サラリーマンと作家の兼業の道を選択されている作家さんというのは珍しい話ではありませんし、そんな兼業サラリーマンが退職してプロ作家に転身する目安がサラリーマンとして定年まで勤めた場合の生涯年収を税引き後の印税収入が越えかほぼ同額になったあたりという説もあります。

 昭和の終わりころから、漫画やラノベのヒット作がメディアミックス展開する事例は珍しくなくなり、例えば「なろう系小説→漫画→深夜アニメ→劇場版アニメ→実写版映画→ゲーム化」といった展開になると最終的に印税の類が億単位(になるといいなあ~)ということもありうる時代に私たちは生きているわけです。

 が、繰り返しになりますが、2022年度くらいから都立高校でも新入生に強制的に指定したタブレット端末セットの購入を実施する方向で話が進んでいる、ある意味で高校の授業内容が従来とは大きく変わっていく転換点に2021年はなっているだけに、自分の趣味の漫画を書籍化して印税を手にするという副業を公認させるために奮闘する暇があるなら、本業の方の”インターネットの利活用を前提とした教育の(或いは授業内容の)コンピュータ化や電子化授業の教材や資料作成”に時間を割くことの方が優先順位は高いんじゃないの?

 学校の先生の場合、生徒の成績の電子化やデータベース化、それを前提としたデータのクラウド(というかネットワーク上の専用サーバ管理の類)を用いた広域共用などなど学校の先生の大半が学生時代に学校の授業で教わらなかったり学校のテストの対象でなかった ・・・ それでいて、民間のサラリーマンや自営業者だと年々”対応できて当たり前”の技術や知識のレベルが上昇を続けている ・・・ コンピュータ関連の技術や知識が未熟なまま「あっはっは、私より生徒たちの方が達者につかいこなしているんですよ」で四半世紀に渡って先送りを続けてる人材の方が多数派のままじゃね?と疑われていることを自覚して知的エリートのカテゴリーに含まれなくなって久しいことにもっと危機感を持つべきでしょうなあ。

 まあ、自分の子育て漫画の書籍化を副業として公認しろと裁判沙汰にまでする都立高校の現役の先生が実在する辺りで、本業の方は”勤務時間内だけ対応すればいい”話で”勤務時間外は本業関連の技術や知識の習得などに自腹や時間を割くべきではない”と、某省庁でも四半世紀前には大手の組合活動に熱心な人ほど大声で主張していましたけど(遠い目)、さすがにこの御時世ともなると日常業務レベルのコンピュータ(ネットワーク)処理に対応できない知識や技術レベルの職員に任せられる仕事がどんどん皆無に近くなっていると書いていい状況になってきたようです。

 皮肉なことに、学校を卒業して就職した後、一番本業関係の勉強をおろそかにしているのが”学校の先生”というのが現実なのかもねえ?まあ、それ故に生徒の側から”あの先生って俺っちより情弱じゃん?あんな先生よりネット経由で〇〇先生の授業動画で勉強した方が効率よく勉強できるし、ネット経由で〇〇塾の広域(全国)テストやドリルでチェックして弱点を解消した方が・・・”と言われる時代に既にい恋しつつあるという自覚があれば ・・・ ま、そんな自覚があって自腹を切ってでも対応を進めている学校の先生が多数派なら、日本の公教育が亜細亜圏でもこれほど低ランクに転落することもなかったでしょうけどね(溜息)。

 わかりやすいところだと、以前は”日本の教育水準は高いから日本の大学に進学するのなら中学くらいまでに子供だけでも帰国させて日本の学校の授業を受けさせて・・・・”といった選択をする海外赴任や海外転勤をしていたサラリーマンが珍しく無かったのですが、2015年頃から”中国の小学校の算数の教科書と日本の算数の教科書を比べてみると、日本に子供を返すのは高校からでも十分間に合うというか、中学だと日本の方がレベルが低くなってる云々”といった話を聞くようになり、次第にシンガポールなどアセアン諸国の教科書の内容も日本の同学年(或いは同世代)の教科書よりレベルが高くなってきているなあと ・・・ このコロナ騒動でインターネット経由の動画利用授業を中国、アセアン諸国、印度などなどで「日本を教育水準で突き放して人材の競争力を更に高めるチャンス」と判断し実行に移す指導者が出て来るとすれば(そして、おそらく少なくない国がそちらに舵を切ると思いますが)、私が今の段階で何を案じているか10年くらい後には誰でもわかるようになるんじゃないかと。

 まあ、都立高校の先生の側の見解というか主張を読んでいて思ったのが”自分の先生としての本業である授業とは直接の関係が無い、個人(夫婦)による二人の子育て記録を漫画化し書籍化することで個人の育児経験が男性の育児参加を促すことに役立つ云々(だから印税収入を伴う副業を公認しろ)”といった主旨だと、私は、認識したこともあって、”この時代の転換点に本業がお留守になってるあなたは何のプロフェッショナルを目指しているんだ?”とか”大ヒットして億単位の印税収入を手にした後も学校の先生を続けるのか?”とか、素朴な疑問を感じました ・・・ ま、赤の他人事なんで単に”まあ、プロでない学校の先生の(今の時点では)小遣い稼ぎがしたいと言う主張にあれこれまともに考えるのは野暮だよなあ”と。

 ホント、なんでこの都立高校の先生は無料で個人の漫画をネットで公開するより、書籍化して印税を公認で手にできる体制にしないと”男性が子育てに参加することを促進する”ことにならないと考えたのか?ネット上にいろいろなジャンルの漫画が無料で公開されている御時世だけに、やっぱ”どう考えても学校の先生の副業としては不適切な事例”じゃね?

 もっとも、ネット上で有料で公開されている漫画の方が紙媒体で世に出る漫画よりも多くなって久しく、最近だとスマートフォンで読むことを前提にした(描き方の)電子化漫画も順調に数を増やしていますが、税金で生活を保障されている学校の先生が本業に支障のない範囲で趣味で描いたというのなら無料で公開するのが筋ではないかと ・・・

・・・ でなければ、学校の職員室を覗いてみたらほどんどの先生が小説を書いたり漫画を描いたり、作詞作曲に勤しんだり、作陶したりシルバーのアクセサリーを製作していても”休息時間だから”、”勤務に著しい支障が生じていないから”、”副業で稼ぐことを促進するための事例を増やすため”とか真顔で主張しても、”そうですね、それが正論ですね”ということになるんじゃないかなと。

 ま、それ故に「学校の先生を常勤職員として正規雇用し老後の生活まで税金で手厚く保障する時代は終ったし、コンピュータ時代に対応できない(そもそも積極的に対応する気が無い)従来型の教職員は必要は無い」と以前から書いているわけです。

 少数の超プロフェッショナルな先生とペッパー君やネット端末を利用する方が効率よく学習が進む時代になっていて、コロナ騒動で先進国だけでなく亜細亜諸国もそちらに舵を切り始め、夜郎自大化だけは止まらない日本の公教育と学校の先生たちだけが自分たちがまたまた周回遅れになっていること危機感を持つどころかそもそも気が付いてもいないあたりが、なんともなあ(大笑)。

 ここの所、子供を日本の学校に進学させるべきか?インターナショナルスクールに進学させるか、いっそ海外の親族などに頼って国外の学校に進学させるべきか?どう思われます?といった意見を求められることが地味に増えてきているのですが、「この子が社会に出るであろう10~15年後の世界を考えると、日本の教育を盲信することは悪手だし、親や祖父母の世代の(世界における)日本の教育水準の高さが現在でも既に維持されていないどころか下から数えた方が次第に早くなて来ていると思うので、海外で小中学校の段階から現地の学校に進学できる選択肢があるのなら真面目に検討した方がいい時代になってきたのではなかろうか。」といった話を今のところする頻度が増えています。

 まあ、日本の学校の先生に”あんたたちは携帯電話よりもガラパゴス化しているけど自覚してる?”と言うだけ野暮で時間の無駄というか不毛な行為というのは意外と確かな話ではないかと思う今日この頃。

 では、また~。





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Last updated  2021.05.31 04:24:35
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