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2021.09.25
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カテゴリ:教育・職業
帰ってきた怪しい話 第0019話 「パスワードは123456789_正気か?」

 義務教育の国公立の小中学校に”一人に一枚のタブレットPC"が配布され、2022年を目途に国公立の高等学校にも入学時に事実上の必須教材として教職員側が使いたがっているアップルのタブレットPC(とオプションの純正キーボード、価格に疑問符の付く学校側が指定する故障時や破損時の保障契約などなども込々で)を8万円以上の値札で事実上強制購入させる方向で京都では話が進んでいるといった主旨の話を以前に欠いたことがあるのは御存知の通り。

 で、そうした学校側が指定して配布したり購入させたタブレット端末というハードを媒介にして発生した”いじめ”から6年生の女子児童が自殺にまで追い込まれたと推測される事件が2020年11月に発生(タブレットの配布は2018)し、当然、学校側の責任問題も追及されている。

 事件の推移と概要をざっと読んでいて、”正気か?”と思ったのが、

1.必要のない(授業で利用しない)プログラムをインストールしたままで配布し運用させていること。

2.”いじめ”の舞台になった掲示板というかチャットルームというか、必要性がそもそも微妙な電脳空間に”時間制限”や”入場制限”などを設定していないこと。

3.上記2の電脳空間への保護者など学外からの閲覧(監視)のアクセス・ルール(と権限の設定)などをしていないこと。

4.なによりも、利用頻度が高く共用利用が前提のネットワーク絡みの管理IDやパスワード設定がザルというか、”12345・・・”とか”ABCD・・・”といった馬鹿が設定しがちなパスワードや管理IDの例題に頻出している設定を”PCを使えるように教える側”がやらかして事件が発生して指摘されるまで”それが問題だと自覚していない”こと。

といった、素人丸出しのPC利用環境だったこと。

 パソコンのパスワードに限らず、ATMで利用する金融系カードや各種の会員カードなど、(4ケタ~6ケタ程度の)暗証番号が利用時に必要なカードが社会に普及して既に半世紀以上が経過していて、契約時に”こういった暗証番号に設定しないでください・・・”といった注意を目にした人の方が多数派ではないかと ・・・ 学校の先生の住んでいる星では別のルールのようですが。

 というか、授業でというか学校側が生徒の利用をコントロールするためには、”最初に管理し利用する先生たち(役職、年齢、性別などとは無関係に)全員で利用環境の枠組みは利用する前に設定して、情報は共有しておくというのが最低限の事前準備ではないかと。

 他の職種の地方や国の公務員にはほぼ存在し無い、夏、冬、春の(累計で2カ月近い)長期休暇期間中に学校の先生は(本業である)授業もせずに何をやって時間を潰しているのか?といった”素朴かつもっともな疑問”に対して、教員免許更新制度が不要であるとする根拠の一つに上がっていたこともありましたが、”新しい知識や技能などを習得するために各種講習会などに参加”しているので長期休暇中でも遊んでいるわけでは無い ・・・ 

・・・ ウインドウズ95の普及(=インターネット環境の一般への普及)開始からカウントしても四半世紀以上既に経過しているのに、先端の教育を行っていると(教職員の間では)自他ともに認め知られている学校でさえ、この危機感が皆無の猿管理というか ・・・ 何が問題か根本のところで分かってないことが恐ろしい。

 以前に少し触れたことがあるけれど、(その時点で)最先端のパソコン環境は金さえあれば猿だって手に入れることができる(=金で時間が買える部分) ・・・ が、そのハードで運用するシステムや利用するソフトなどことなどは一朝一夕で身につくものではない(=金で時間が買えない部分)。

 小学生にコンピュータプログラミングの授業を必須とすると文部科学省がぶち上げって実施へと進んでいるのですが、その話を最初に聞いた時に不思議に思ったことの一つが、”誰が誰に教えるの?”ということで、

 1980年代の中頃に8ビットパソコンが(少し無理をすれば)学生たちの手の届く玩具になりはじめた頃からこれを書いている時点まで、「学生のパソコンリテラシー>学校の先生のパソコンリテラシー」という法則は、人数でも知識や技能でも日本においては一度も覆ったことがない現実があるんじゃね?とも。

 既に教え子の小学生の中に、教職員なんかより達者に既存(のユーティリティーを含む)ソフトやネット環境を使いこなしている子が複数いるというか、教職員以下の知識や技量の生徒の方が少ないんじゃね?そんな子たちにジャバとかC++あたりを教えるとすれば、週に4コマ、1コマが1時間程度の授業を半年くらい実施(して、後は休日に自主練)すれば4月に入学した新一年生が夏休み明けの9月くらいには下請けでバイトができるレベルに辿り着ける ・・・ ような気もするけどなあ?何を実機を使うプログラミングそんなに小学生にだらだら教えるんだろ??。

 実際、自殺者まででた一種の裏・掲示板化したネットに関して、実際に利用していた生徒側からのコメントも加味してあれこれ見ていると、やっぱ管理する側の先生の知識が正気を疑う基礎的な部分で既にザルで、生徒たちに手玉に取られているのに対応するだけの技能を持ち合わせていないんじゃ?

 というか、裏・掲示板への悪口、中傷カキコといった打ち込みは、授業中に先生の目を盗んでやっていた。といった生徒側の自白にしても、前述したように、事業時間中はそもそも入室できないか入室できてもカキコできないように利用者権限を設定しておくか利用可能時間を設定しておくだけでいいのではないかと。

*私なら、クッキーを自作するか?既存のトラッカーの類を延々と自動で仕掛ける仕様にして、いつ、どこから、だれが、どこに書き込み、どのデータを閲覧したか ・・・ という程度の仕掛けくらいは運用前に検討し、上司の反対で導入しない場合は経緯を含めて公文書で残す方向で暗・・話を進めるでしょうなあ。

**学校側が上位の管理者権限を持って運用しているネットワークシステムで、単なるユーザーに過ぎない生徒たちに好き勝手やられて、どの生徒の犯行かさえ特定できません・・・とか、保身目的でなく、真顔で教職員側が主張しているとすれば、「その程度の技能しかないのに、今日日の小学生たちに何を教えることができると思っていたのか?」

**2023年頃から、人の言葉を話せるようになるよりも早い時期から、スマートフォンやタブレットPCを巧みにフリップしてお気に入りのユーチューブ動画やネット配信番組を見ている連中というか世代が、続々と新・小学一年生になっていくという現実もあるんですが、危機感が足りてないんじゃね?

 インターネット空間のような、24時間営業で匿名、匿住所でも大丈夫な代物を、たかだか”利活用の方法を0から教えていく前提の”一つの小学校の”授業”でなぜ必要とするのか?極論すれば、マナーやセキュリティ関連の知識を身につけるためだけの閉鎖型ネットワーク(=学内のサーバー内だけで完結している電脳空間が利用できるだけで義務教育の小学生には十分な環境ではないかと。

 ある意味で、小学校という一種の自動車学校の教習場を卒業すると同時に”仮免許を習得した”とみなし、義務教育の中学を卒業するまでに(指導者の管理下で)本免許を取得すべく段階を踏んで技術と知識、経験を積んでいく ・・・ 

・・・といった、小学校入学から中学校卒業までの制度設計と言いうか、9年間で一貫しているカリキュラムが不在で、”(現場で)なんとなく詳しいと思われているものの客観的なコンピュータ関連の技能資格の類は持っていない人”とか”君、若いんだからこういうの得意でしょ?お願いするね!とか諸先輩に有耶無耶の内に押し付けられただけの人”とかいった現場の素人がなんとなくずるずると関わっているような匂いがするのは気のせいか?

*タブレットPCを使って、宿題の類をすると誰か一人が終らせれば一瞬でコピペできるので無意味だ云々といった生徒側の主張に関しては、”それって先生の側が紙が前提だった宿題の時代からアップデートできてないだけなので、コピペで浮いた時間で他の技芸や知識を体得しておかないと、卒業して学校の外の社会で生きていくようになると困るのではないかと。

** 学校と言う閉鎖空間で、大学を卒業した直後に採用され配属され定年まで余計なことはせずに淡々と採用された都道府県内を移動しながら働き続ける人生を良くも悪くも選択し、働きに応じた退職金と年金を手にしていく学校の先生という存在は、あなたが何をしようと何をされようと、在学中はもちろん卒業後は特に、あなたの人生の成果にただ乗りすることはあっても責任をとってくれる存在ではありませんから、在学中から「学校の外の社会では必修かつ必要とされている知識や技能の類を習得しておくこと」を心がけるべき時代ではないかと。

*** 既に、教職員の側が言ってるでしょ?犯罪行為や何らかのトラブルが学内で発生したからといっても、教職員だけに対応を求められたり責任を追及される現状はおかしい。我々はモンスターペアレントへの対応や生徒の問題行動への対応などなどで手いっぱいだ。そこに、体育会系の部活動の顧問など授業以外の採算効率の低い業務を引き受けると過労死するレベルになる。コンピュータ関連の知識や技能は生徒たちの方が達者に使いこなしていますからなんとも ・・・ で、育児休暇やプライベートの時間を使って描きあげた自分自身の子育て漫画を出版して印税収入など副収入を手に入れる権利を認めろと裁判を起こす時間はある先生も実在する時代になっているわけだ。

 以前から何度となく書いてますが、10年後、15年後の世界で”国力を左右するコンピューターは従来のノイマン型コンピュータから量子型コンピュータ(か、更に次世代型)に移行している”と考えられ、演算能力などが桁違いというか段違いの量子コンピュータのプログラミングを人力だけでこなす時間はほとんどなく、プログラミングは特化型人工知能の利活用が前提となる。

 その場合、総人口が100億人を越えている可能性がある人類の中で、量子型コンピュータのプログラミングを行う人工知能に”仕様書”や”リクエスト”の類を提出できる頭脳の持ち主は ・・・ たぶん、これを書いている時点で、億単位の年収を手にしているユーチューバーより少ないのではないかと。

 シンギラリティポイントがどこというか、いつになるのか、これを書いている時点では、不明ですが、人工知能たちがネット上で収集したビッグデータなどを自動的に集計して理論上の最適解や対応策などを立案し、一番、無駄なく効率の良い資源配分が実行されるようにシステムを自動更新しながら管理していく ・・・ 人の政治家や官僚といった既存の行政システムが不要になる世界への移行というのはドラえもんが誕生するよりも早い時代の話になるかもね(ま、どのみち、その頃まで私が生きている可能性は極めて低いと推定してますが)。

 ただ、2022年以降に日本の小学一年生になるであろう世代の子が約20年後に社会人になる頃に、”hんんと振り返ってみたら、なんて無駄なことを時間とカネをかけて勉強してきたんだ!”と大多数の若い衆が叫んでいる光景が今の段階で見えるような気はしています。

 もっとも、あれこれ書いている私が未だにガラケーを愛用していることは御存知の通り(笑)。

 では、また~。





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Last updated  2021.09.25 21:03:05
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