祝!「続・荒野の用心棒 スペシャル・エディション」TV吹替が遂に収録
以前、このblogで「続・荒野の用心棒」が吹替付で再発を望みます、と書きましたが…なんと意外に早く実現しました! IMAGICA/SPOより3月24日にTVの吹替を収録した新仕様でリリースです。「マカロニ・ウエスタン」のブームは1960年代。当時、劇場でリアルタイムで観ていた人は、もう60代なんですね。現在、旧作DVDの中心購入層は、30代後半から40代の男性です。その世代のマカロニ・ウエスタンのファンは、実はテレビの洋画劇場でハマった人々です。というわけで、そういった層をガッチリつかむには、テレビの吹替収録が必須なわけです。今回の吹替収録という英断は、ユーザーのニーズにも、売る側のマーケティング戦略にも、バッチリ合致しているわけです。ちなみに、マカロニ・ウエスタンの吹替音源はほとんど残っていません。吹替を制作した制作会社も、映画をテレビ局に販売していた番組販売会社も、権利期間が終われば、原則的に放送用マスターを廃棄してしまいます。今回IMAGICA/SPOより連続発売されるマカロニ・シリーズは、「盲目ガンマン」を除いてTV吹替の収録が決定していますが、放送用マスターが残っていたものは、たった1本でした! それ以外は、マカロニ・ウエスタンの熱烈なファンの方々が録画したVHSや、放送をオープンリールで録音した音源が使用されます。もちろん、最新のサウンド・クリーニング技術を使って、最大限ノイズを取り除いた良質な音源になっています。個人的に嬉しいのは、今後発売予定の「怒りの荒野」に正味92分の吹替音源が収録されることですね。80年代半ば以降は、90分枠(正味70分)でしか放送されていませんでしたから。DVD発売中