風狂夜話２

◎「政府が広場にギャングを派遣した」（カイロの反政府デモの参加者）


◎「与党は、選挙で組織的な不正を行うときもスラム街の人たちを動員する。

　　彼らの典型的な手口であり、衝突による負傷者はかなりの数に上るかも

　　しれない」（カイロ・アメリカン大学のアシャル教授）


◎「欧州連合（EU）によると、フランスやドイツ、英国など加盟１８カ国が２０

　　０８年にエジプトに武器を輸出しており、総額は７５００万ユーロ（約８４

　　億４千万円）だった。中東和平交渉やイランの核・ミサイル開発問題などで

　　の協力も期待し、EUとしては今後２年間でエジプトに４億４９００万ユーロ

　　（約５０５億円）の民生援助を行う予定だ。イスラム過激派が不法移民とし

　　て欧州に流入する防波堤をエジプトに期待するということだ」（産経新聞ロ

　　ンドン支局・木村正人）



◎「悪いけど全然所持金がないから今日の昼に少し立て替えてもらって俺の口座

　　に入れてもらえるかな。三菱東京UFG(支店名と口座番号）よろしくお願いし

　　ます」（春日錦→恵那司）

　「光龍のが来れば５０あるんですが、来る気配がないので、今のところは２５は

　　確実に入ります～　全然足らないですね」（恵那司→春日錦）


◎「巨大な財政赤字を抱える米国では、海外米軍基地の縮小が進んでいる。しか

　　し、思いやり予算がついてくる在日米軍基地は対象外だ。代替基地建設は普

　　天間移転とセットだから、米国は日本の経済支援を仰ぐことができる。米国

　　にとってありがたく、メリットは大きい」（政府筋）


◎「０４年と０５年の２回、石川、大久保両被告に水谷建設がカネを渡したと報じ

　　られています」（日刊ゲンダイ記者）

　「石川、大久保なんて会ったこともない。石川被告の顔は報道でクローズアップ

　　されて知っているが、それまで石川のイの字も知らなかった」（水谷元会長）

　「大新聞やテレビでは、これまで、水谷氏が検事に『カネを渡したことを証言』

　　などと報じられてきた。これは誤報ということですか」（同記者）

　「何がどうなのか。ワケが分かんないよ」（水谷元会長）

　「『証言』の否定会見はしないのですか」（同記者）

　「どうでもエエ。私には分からん。あんた方は私のことを勝手に書いて……」

　（水谷元会長）


◎「小沢元代表が起訴された１月３１日、大メディアの司法記者が『検察内部に

　　こんな話があります』と、こう言ってきたのです。『ある検察幹部が私の調査

　　にナーバスになっていて、鉄鎚を下してやると言っている。私の不祥事を探し

　　ている』と。検事が事件を捏造すれば、議員ひとりを潰すことくらい簡単にで

　　きる。この検察幹部は、現場の検事ではなく法務省幹部です。名前はあえて

　　伏せておきますが、私に何かあったら、検察にやられたと思ってください」

　（森ゆうこ参院議員の話）


◎「彼（李忠成）の祖父、つまり私の父もテレビで試合を観戦し、良かった、と言

　　っていた。在日２世である私の父には、帝国陸軍の志願兵、航空隊の一員とし

　　て出征した過去があります。＜日本と韓国のため＞と言って、戦地に向かった

　　そうです。そんな昭和の激動期を生きた祖父が、今、日の丸を背負ってアジア

　　杯に出場した孫を応援している。在日１世で、昨年他界した私の祖父にも、息

　　子の活躍を見せたかったですね……」（李忠成の父）



◎「和尚さん、空海だって人間でしょ。ひとりの男でしょ。中国まで出かけてお経

　　の本だけ持ち帰ったとは思えない。春画のようなエロ本だって持ち帰ったはず

　　だ。部屋にこもって弟子を近づけなかったのはエロ本を見ながらセンズリをか

　　いていたからに違いない。オレはそう思うな」（勝新太郎の空海論）


＊２０１１年はおそらくとんでもない価値転換の年になるでしょう。