詩集Link(1-16) 田中宏輔さんの詩「死んだ子が悪い。」へ イラスト詩:塚元寛一さん
ダメ? ダメかしら? そうよ。 牛は牛の顔してるし、馬は馬の顔してるわ。 あたりまえのことよ。 でもね、 あたりまえのことが面白いのよ。 田中宏輔「死んだ子が悪い。」より * 遠い目をして君は笑う、 そこは紙の中の白い曠野で I have far-off eyes, and you laugh, There is white wasteland in the paper かすかに冷たく、あるかなきかの重力にやられて、 僕は苦悩と喜びを再生してゆく―― やたら、かなしい夢をみたよ めちゃめちゃ胸を掻き乱されるんだ Getting nowhere...... Getting nowhere... やたら、かなしい Getting nowhere...... Getting nowhere... 集中できなくて、女の顔を思い出す ほら、何か似てる 待ちぼうけの街で夕陽の燐寸で僕は胸に火を点ける・・・ 待ちぼうけの街で夕陽の燐寸で僕は胸に火を点ける・・・・・・・