電波再割り当て
随分前から無線の周波数利用区分再編成というのが行われてきました。 テレビがVHFだけで足りなくなってUHFが導入されたのも区分変更が伴いました。 無線なんてのは初期には長波から始まり中波ー短波ー超短波とどんどん波長の短いものが使えるようになったのです。 私たちのアマチュア無線はその発展に寄与したという意味で、長波に近い1.9MHzから超短波まで色んな帯域で許可が出ています。 アマチュア無線がそんなに貢献したのかって? 一番最初に電信という物を発見?発明?したグリエルモ・マルコーニーさんもアマチュアでした。 すごいのでは無くその時代には営業無線通信もプロの通信士も居ませんでしたからね。 自動車だって最初に乗った人たちは無免許ですからね。 「電波は限られた資源です」なんて標語が世に流された時代もあります。 ラジオ・テレビ・軍隊・警察・消防・船舶・人工衛星・レーダー・マイクロウエーブ・携帯電話・・・どんどん広がったので電波が足りなくなっていったのです。 電信みたいに「ピー」と「ピッ」の区別が出来れば良い物から「声」を運び「音楽」も「映像」も・・・「音は綺麗に」「ステレオで・・・」「白黒じゃあつまんないからカラーで・・・」 この調子で欲望をかなえるには「電波」という空間を飛べる「電磁波」ではとてもまかなえなかったのです。 そして、電波のさらに上の周波数の「光」に手をつけ実用化しましたね。 音のように一秒に数百回とかしか振動しない物ではその倍くらいしか情報が送れません。 それが数百万回振動すると一万倍になり数億倍になれば・・・という調子です。 無線の時代は八木・宇田両博士によるアンテナ(八木アンテナ)の発明があってし、光通信の実用化に向かう時代にも関・根岸氏などの発明があり日本も結構前を進んだのですが、両方共に実用化を阻む日本の役所体質が邪魔をしたのだとか・・・ それは置いておくとして、VHFやUHFの地上波を追い出して空いてきた周波数を少しずつ転用しているようです。 こんなのが来ました。 もろにUHFテレビの周波数なのですがこれに該当するチャンネルは熊野ではありませんでしたね。CH 範囲 中心 映像 音声 三重テレビ48 680~686 683 681.25 685.75 神ノ内49 686~692 689 687.25 691.7550 692~698 695 693.25 697.7551 698~704 701 699.25 703.7552 704~710 707 705.25 709.7553 710~716 713 711.25 715.7554 716~722 719 717.25 721.7555 722~728 725 723.25 727.7556 728~734 731 729.25 733.7557 734~740 737 735.25 739.7558 740~746 743 741.25 745.75 名張59 746~752 749 747.25 751.75 伊勢60 752~758 755 753.25 757.7561 758~764 761 759.25 763.7562 764~770 767 765.25 769.75 昔は「アマチュア無線が邪魔だ」と言われたこともありますが、高い周波数から光方面に通信が移ったのでもう言われないでしょうね。人気ブログランキング