Theatre eathan

【監督】ロブ・ボウマン
【出演】マシュー・マコノヒー/クリスチャン・ベール/ジェラード・バトラー/イザベラ・スコルプコ


意外にもVFXを駆使したドラゴン（サラマンダー）の襲撃シーンには迫力があって、絵的にはかなり説得力があったように思う。

だけどいかんせんストーリーが支離滅裂過ぎるし分かりづらい（つД｀)
もしかすると実際にはもっと丁寧に描かれる予定だったたのかも知れないんだけど、テンポ良く見せるため編集の段階でカットできるシーンは極力カットされてしまったのかな。どう考えても伏線となっているシーンも結局は何も起こらず、じゃあ何のためにそのシーンはあったのかという疑問だけが残ってしまったり。

そして何よりも最大の欠点は配役ミスにあるような気が。いくらマシュー・マコノヒーが男臭い荒くれ者を演じようが、どうしても彼には恋愛映画などで見せるナイーブさが見え隠れしてしまう。だったらまだ、作品によってガラっと違った演技を見せてくれるクリスチャン・ベールが演じた方が良かったのにと、どうも残念でならなかった。

膨大な制作費を投じイイ役者を揃えたとしても、ダメものはダメなんだぞという典型的な失敗例のような気がするな～。いやはや、何とも勿体ない。

【eathan's thumbs up】☆☆☆☆☆☆★★★★