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旅での平均レベルのホテルの朝食はバイキング形式。同一国ならば献立も ほぼ同じ。バイキング朝食だけでは無い。インドに行った時は 三食カレーの日もあった。同じものが続くとウンザリする。これは「限界効用が逓減する」から。 投機的な目的を除けば 人が消費できる財の消費量には限度があるのが普通。(最初の1杯のビールはうまいが2杯目は1杯目ほどうまくない、3杯目は2杯目ほどうまくない。このように1杯目、2杯目、3杯目となるほど、ビール(財)から得られるメリット(効用)は小さくなる)。 一般的に 財の消費量が増えるにつれて 財の追加消費分(限界消費分)から得られる効用は次第に小さくなる。これを「限界効用逓減の法則」という。 また 例えば白飯ばかり食べていると おかずが欲しくなる。 消費者は 消費によって得られる効用を最大にしようと合理的に行動(効用の最大化)するものと仮定されている。(上の例では、人が白飯よりもおかずが欲しくなるのは 限界効用逓減により 白飯の限界効用が おかずの限界効用を下回ったためと解釈できる)。 かくして人は少しでも限界効用の大きい方(おかず)を選択するが 今度は その財(おかず)の限界効用は小さくなる。結果として 各財の限界効用はすべて均等化されることになる。これを「限界効用均等の法則」という。 仮に ある財(上の例でいえば、ビールとか白飯とかおかず)の価格が下落したとすると その財の(加重)限界効用が大きくなる。すると限界効用均等の法則により 人はその財を選好し消費を増やす。逆の場合も同様。 この限界効用とは 近代経済学の概念の一つ。 日常生活では何杯でもビールを飲む人もいる。アルコールに強くて初手からビールの限界効用がゼロなのか ビール大好き人間で通常人より限界効用が数倍高いのだろう。 だが 日常生活で限界効用で説明出来る場合が多いので 家族に同じ献立の食事を毎日出すのは止した方がよいでしょう。
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