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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2014年05月10日
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 衣装合わせ&台詞合わせも終わって、親父から言われてた衣装直しの終わる木曜日の放課後がやってきた。
 「さて、そんじゃ八重。ミルキーウェイ行くか」
 「うん、わかったよ♪」
 「すばるはどうする?一緒に行くか?」
 「あ、いや。俺は今から用事があるんだ。すまないな、ジャスティス・八重」
 「そっか、それなら仕方ねぇか」
 「琴子はどうかな?一緒にいかない?」
 「あ~・・・ごめん。あたしも今日はちょっと厳しいわね」
 「ん、2人とも用事か・・・まぁ、しゃあねぇよな」
 「それじゃ、今回は私と正義の2人だけで行ってくるね」
 「しかし、2人とも用事って・・・まさか、今からすばると琴子デートか?」
 ま、違うっていうのはわかってるが一応お約束?的な意味で聞いてみたんだがな?俺の言葉にあからさまに嫌な表情を浮かべる琴子様。
 「はぁ?何であたしがすばるなんかと一緒にデートしなきゃなんないのよ?冗談でも撃つわよ?」
 あの・・・俺の額に当てられてるこの冷たいモノはなんなんですかねぇ・・・
 「んだんだ、琴子は確かに見た目はいいが、性格はこれだしなぁ・・・」
 「あ゛?なに言ってんのよすばる。あんたこれくらいたいの?」
 「じょ、冗談に決まってるだろ」
 「じゃあ、琴子様は顔も性格も最高の美少女ですって言いなさいよ」
 俺の額に当てられてた冷たいモノ(特製BB弾)がすばるの眼前へと突きつけられた。
 「コ、コトコサマハカオモセイカクモサイコウノビショウジョデス」
 脅して無理やり言わせたのに、すんげぇ満足そうな表情を浮かべる琴子様。そんなんでも言われて嬉しい・・・のか?
 「まぁ、ともかく今日はアレよ。ちょっと裕子と今後の話とか、ね」
 「岡崎先生と?琴子何かあるの?」
 「色々とね、こう見えても忙しいのよ?」
 「ふ~ん・・・まぁあれだ、あんま岡崎先生に迷惑かけんなよ?」
 「なに言ってんのよ。そんなことあるわけないじゃない」
 「ふふ、琴子なら大丈夫だよ。多分」
 そんなどうでもいい話をしてたらだな?
 「あ、いっけね。ちょっと時間もあるし、そろそろオレ行くわ」
 そう言って慌てて教室を出ていったすばる。そして、それを見てた俺たちだったが
 「あたしもそろそろ行ってあげないと何言われるかわからないわね。それじゃ、またね正義・八重」
 琴子も足早に教室を出て行ったんだ。
 「ん、俺たちもぼちぼち行くか」
 「わかったよ♪そうしよっか」

 俺と八重、2人で学校を出て商店街の方へと向かって歩いてたんだがな?
 「ねぇねぇ、正義。こうやって2人で一緒に歩くなんてどれくらいぶりだろうね?」
 ニコニコと笑みを浮かべながら楽しそうに、そして可愛く言ってくる八重。
 どうやらこいつも同じことを考えてたらしい。
 「どんくらいぶりだろうな‥‥基本、俺・八重・すばるの3人セットで小さい時からずっと行動してるしなぁ。中学の時・・・中学3年の冬くらいぶりか?」
 冬というか、クリスマス、か。
 「あの時は楽しかったねぇ♪ねぇ正義、またさ、まだちょっと先だけど今年のクリスマス一緒に過ごさない?」
 「んだな、皆で一緒に過ごすのもわるかねぇな」
 俺の言葉に何故か頬をぷぅっと膨らませて怒った様子を見せる八重の姿。俺何かいったか?
 「もぉ、正義ったらわかってないなぁ!」
 「ん?ん?」
 「もぅいいよ・・・はぁ・・・」
 怒ってたと思ったら今度は大きくため息をついて落胆した様子を見せる八重。
 「な、なんかすまねぇな。八重のご期待に添えるような気の利いたことを言えなくてよ」
 「ううん・・・本当いいよ、正義は昔っからそうだってわかってたし」
 商店街の中、親父の経営する喫茶店ミルキーウェイまでの道のりを歩いてると急に八重がべったりと引っ付いてきたんだよ‥‥
 ひっついてくるというか、うん。こう・・・腕を絡ませてくる感じに
 「な、ななな!?なな!!」
 やべぇ・・・超至近距離。まぁ、真横なんだがな?
 そんな息がかかるくらいに近い八重からすんげぇ良い香りが漂ってくるわけで。
 いくら小さい時からずっと一緒にいる八重とは言っても、やっぱりちょっと照れるな。
 「ねぇ正義、今の私たちってさ、周りからみたらどう見えるのかな?」
 何かすんげぇ意味ありげな含んだ妖しい表情を浮かべてきたんですが・・・
 こいつ、さっきから何なんだ?
 「まぁ、どこからどうみても兄妹だろ。うん、だって俺たちは小さい頃からずっと一緒だし」
 俺の言葉にまた八重は大きくため息をついてから悲しい表情を浮かべたんですが(´・ω・`)
 そして、さっと組んでた腕を離したんだ。
 その後、特に会話もなくというか、話しかけづらくて、そのまま2人で黙って歩いて、じきに俺たちは目的地である喫茶店ミルキーウェイに到着したのだった。

 第15話 ドキドキドキ その1.終わり
             その2.へ続く





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最終更新日  2014年05月10日 08時25分38秒
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