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カテゴリ:ご当地戦士! サボテンダー (完)
ミルキーウェイの中に入る前にチラッと後ろを向いてみたらな?
うわぁ・・・うわぁ・・・本当こいつらどこにでもついてくるな‥‥ てか、暇だよな、コイツらも。 うん、俺たちの後ろにはYFCの面々がですね? 思いっきり俺に対して殺気を向けまくってきてやがってるんです(´・ω・`) 本当うぜぇ・・・何で俺はこんなにこいつらに目の敵にされにゃならんのか‥‥ 八重も後ろに振り返ってYFCの奴らに気付くとニコッと軽く笑みを浮かべたんだがな? 「うぉおおおおおおお!八重様~!八重様~!」 うるせぇwあいつらうるせぇwてか、本当八重の何がいいんだ?まぁ、良い奴だとは思うが YFCの奴らが悶絶(?)してる間に俺たちは急いでミルキーウェイの中に入った。 「おっす、待たせたな親父」 「おじさま、こんにちは♪衣装直しありがとうございます」 「を?きたね」 俺と八重の登場を待ちわびてた親父だったが、俺と八重を見ると意外そうな表情を浮かべたんだ。 「おや?今日はすばる君と琴子ちゃんは一緒じゃないのか?」 「あぁ、2人は用事があるとか言ってたぜ」 「しっかし、今日は午前だけの営業にしてもらって正解だったねぇ」 「ほぉ?」 八重の言葉に親父は反応すると、チラッとカーテンをめくって外をめくってみたんだ。 「うぉ!?す、すごいな・・・」 窓の外にいるYFCの面々に素で驚きの様子を見せた親父。 「こりゃすごいな。流石にこれだけの人が一気に入ってきたら衣装合わせどころの騒ぎじゃないな」 「だろ?」 「さて、それじゃあんまり時間かけるとあれだし、八重ちゃん。早速着替えてきて貰ってもいいかい?」 そう言って親父は近くに置いてあった衣装を八重に手渡したんだ。 「はい、わかったよ」 衣装を受け取った八重はそのまま店の奥へと着替えに行った。 さて、前はすんげぇピッチピチでもう正直辛抱たまらん!って状態だったが・・・ 暫くして奥から出てきた八重なわけだが・・・・ やっぱりたまらんな。いや、最高だわw 一昔前のヒーローショーを彷彿とさせる、白い半袖シャツに赤い短パン+帽子。 「お待たせ。今回は前回みたいに一部がきつい!とか、そういったのはないみたい、おじさま、直していただいてありがとうございました」 にこやかに微笑む八重の姿。 なんだこれ・・・何で俺はドキッとしてんだよ‥‥ 毎日顔を合わせてる八重のはずなのに・・・ 「ねぇ正義、どうかな?私の衣装似合ってる?どこかおかしいところない?」 そう言って胸を強調するようにこう、ぐっと挟み込むというか、うん。中央に寄せる感じに‥‥ って、近い近い近い!! そんな近くに寄られたらそこにしか目がいかねぇよw 「ち、ちちち、ちけぇよ!ほら、八重ちょっと離れろ」 顔はきっと真っ赤になってただろう。そんな俺の反応をクスクスと楽しそうに笑いながら見てきやがったんだ。 しかし、改めて八重の格好を見てみたが、赤い帽子・白い半袖のシャツ。赤い短パン。そして、その短パンから伸び肩にかけてある赤いサスペンダー。 本当、何度も言ってるが、一昔前のヒーローショーのお姉さんだな。 特に変な部分はないと思う・・・まぁ、強いてあげればこの格好と八重の出るとこでて引っ込むとこ引っ込んでる琴子とは全然違うすんげぇ女性らしい体系と今の衣装がアンバランスだっていうところか。 だが、それがいい!(キリッ 俺が親指を立ててグッとやってやるとホッとした表情を浮かべたんだ。 「うん、今回は大丈夫そうだね。それじゃ、2人とも。今度のショーは頼んだよ」 「あぁ、任せとけって。きっと面白いもんにしてやるぜ」 「私も精一杯頑張らせてもらいますね」 2回目の衣装合わせ(?)も無事終わって制服姿に戻った八重。 何故か俺はその制服姿の八重を見てホッとしてるように感じる。 その後、俺と八重はコーヒーを飲みながら親父と軽く打ち合わせを行ったのだった。 第15話 ドキドキドキ その2.終わり 第16話 当日やってきた その1.へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月10日 08時26分27秒
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