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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2014年05月25日
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カテゴリ:紅絶壁焔 (完)
 サロンを出るとそこにはマーテルが深く腰からお辞儀をしたんだ。
 「お疲れ様でございました、アオイ様・焔様」
 「ねぇマーテル?」
 「はい?いかがなさいましたか?アオイ様」
 「ずっとそこにたってたの?」
 「そうですが、それがいかがなさいましたか?」
 「ということは、話を聞いてたってこと?」
 「いえ、ここの部屋は防音対策がバッチリとされておりますので、こう、耳をペタっとはりつけない限りは聞えないようになっております」
 そう言ってマーテルは顔、というか耳を思いっきりぴったりとドアに貼り付けたんだ。
 「流石にそんなことはやってねぇよな?」
 「ははは、そんな、私がそのようなみっともないことをするはずがございません」
 「本当にぃ?マーテルなら普通にこうペタってひっつけて盗み聞きしそうだと思うんだけどなぁ。前例もあるし」
 「はて?前例とは?」
 すんげぇとぼけた表情を浮かべてやがりますよw
 「前にうちに来た時、盗聴器を設置してったのは誰かなぁ?」
 「一体なんのことやらさっぱりですね」
 「おwまwえwしらばっくれんなよw」
 あたいの言葉に苦笑しながらポリポリと頭をかいたんだよ。
 「いやぁ、あの時はちょっと気になったものですから」
 気になった、気になったからって普通盗聴器しかけるかよwてか、普段持ち歩くようなモノか?????
 「ねぇマーテル?普段から持ち歩くようなモノじゃないでしょ?」
 「そうですね、流石にいつもあのようなモノを持ち歩いてるわけではありませんが。あの時はたまたまですよ」
 「んなわけねぇだろw本当のこと言えよ」
 「きっと最初から私がアズールなんじゃないか、そう思って来たんでしょ?」
 「もちろん、それは思っていましたよ。そうでなければわざわざティエラまでいきません」
 だよなぁ。でも、アオイは違うって言ったよな?でも、何でそれなのに盗聴器しかけたんだ?気になったって、おかしくね?
 アオイの違う発言は嘘だと思ってた?もしくは、アオイがマーテルが帰った後に何か話をするんじゃないかと思ってたとか?
 「もしかして、マーテルが帰った後に、焔に私が何か言うとでも思ってたのかなぁ?」
 「そうですね、アオイ様が焔様に本当のことを言われるのではないか、とは。思っていました」
 そう言うとニヤニヤと嫌な笑みを浮かべてきたんだよ。
 なんかわかんねぇなぁ。こいつは本当に分かってんのか、それともただ単にはっぱをかけてきてるだけなのか。
 「それで、アズール様。3年ぶりの実家はいかがでしたか?」
 暖かい笑みを浮かべながらそんな事を言ってきやがったんですが???
 ん????今なんかこいつ、アオイの事をアズールって言いませんでしたか????
 「ん?今、私のことアズールって言わなかった?」
 「はい、言いましたが?」
 「ちょっと待て・・・いつから気づいてた。てか、やっぱりさっきの会話聞いてたのか?」
 「いえいえ、別に盗み聞きなどはしておりませんよ?まぁ、ただ最初にお会いした時から気づいてはいましたが」
 そう言いながら怪しい笑みを浮かべてきやがったんですが。
 「そう・・・」
 腐っても生まれた頃からアオイの世話をしてただけのことはあるってことか。
 って、まてよ?だったら何で今まで黙ってたん?まぁ、あれか。きっとあのタイミングで言ってもアオイにはぐらかされる。それを感じてたんだろうな。
 「それで、久しぶりのジャポーネはいかがですかな?」
 「そうだね、本当どこもかしこも懐かしいよ。全然変わってないね」
 「色々とお話したいことは山ほどありますが、今回はやめておきます。また、時間のある時にでも」
 「ん、わかったよ。」
 「それでは、今回の依頼の報酬はそちらの口座に1週間以内に振り込まさせていただきます」
 「あぁ、わかった」
 「さ、それではお屋敷の入口までご案内いたします」
 マーテルに屋敷の入口まで案内され、家を出る直前だった。
 「それでは、また何かあればそちらにご連絡させていただきます」
 「ん、わかったよ」
 「んじゃ、またな」
 スカイハート家から出たあたい達は少しだけその後ジャポーネの町をブラブラしてから家路に着いたのだった。

 第47話 くえねぇなw  その2.終わり
 第48話 動き出したか? その1.へ続く





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最終更新日  2014年05月25日 09時16分07秒
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