737820 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ジルコニアの気まま日記

ジルコニアの気まま日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ジルコニア5519

ジルコニア5519

サイド自由欄

pso2_bnr03.jpg

天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


homeradiZ_radiobanner_nt.jpg

カレンダー

コメント新着

南蛮うどん@ Re:今週も画像貼り付けるよ(02/06) スミマセン結構古い記事に急きょ失礼しま…
http://buycialisky.com/@ Re:第39話  抜き打ち訪問  その1.(09/10) comparativa viagra cialis o levitracial…

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月

カテゴリ

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2017年12月02日
XML
 「よくぞ無事に戻ってきてくれた。そして、何よりもあのアシュタロトと魔族・天上人・地上人が互いに手を取り合い共存するという誓いをさせたことに、ただただワシも感服するばかりだ」
 イブリース城を後にした私達は、その足で天上界はゼウス達が待つゴッド・キャッスルへと戻っていた。
 「もったいないお言葉です。そして、これがアシュタロトとセラが誓約を結んだ誓約書です」
 ゲティンから誓約書を受け取ったゼウスはそれに軽く目を通してから再び口を開いてきたよ。
 「うむ、確かに預かったぞ。セラフィム=ライト。そして皆の者。この度は本当にご苦労であった。サタナエルから始まった一連の魔族との争いもこれで全て終わったのだ。本当に心から感謝しているぞ」
 「セラ・ミハイル・クレッシル・アセト。今まで本当にお疲れ様でした。皆の活躍は地上世界だけでなく、天上界・魔界でも今後広く語り継がれる事でしょう」
 「そして、ゲティンよ。今回の件では本当にお前には迷惑をかけてしまった。ゲティンが動いてくれなければ、絶対にこのような結果はなかったと思っている」
 「わたしは自分が正しいと思った道を進んだだけです」
 「迷惑ついでにもう1つだけゲティンに話があるのだが・・・」
 「なんです?どのような話です?ゼウス」
 「うむ、今回このような事があり、ワシはその責任をとり最高神の座から降りようかと思っているのだが・・・」
 「はぁ?」
 「そのワシの後釜、最高神の座をゲティン、そなたに譲りたいと思っている」
 「わたしがです?」
 「他のものもゲティンであるなら文句はないであろう。どうだ、やってはくれないか」
 ゲティンがめんどくさそうな表情を浮かべながらチラッと辺りを見回すと、その場にいたマスティマ・ペネム・アルマロスは良い笑顔でゲティンの方を見ながら、コクリと頷いたんだよ。
 「はぁ、別にやるのは構わないですけど、そうなると神秘の泉の管理はどうするのです?」
 「神秘の泉の管理はわしの方から後任のモノを任命してもよいのだが、もしゲティンに後任を任せたいと思うモノがいるのであれば、その任命も一任してもよい」
 「・・・・・・」
 ゼウスの言葉にゲティンはたっぷり時間をかけて考えてから口を開いた。
 「わかりました。その話、謹んでお受けしましょう」
 「そうか、ありがとうゲティン」
 「ふふ、おめでとうゲティン♪」
 「大出世じゃないですかゲティン」
 「へへ、おめでとさんだ」
 「最高神ということは上に上がってしまうんですのよね、そうなるともうゲティンとも杯を交わすことが出来なくなってしまいますのね」
 私たちは素直にゲティンが最高神に任命された事を祝福したんだけど、アセトだけはちょっと寂しそうな表情を浮かべてたよ。

 そして、その後私たちはゼウスの計らいによりゴッド・キャッスルで大きな宴を開いて貰ってそれに参加し、美味しい料理やお酒に舌鼓を打っていた。
 「う~ん、美味しい~♪ねぇねぇミハイル。これもすっごく美味しいよ!」
 「はいはい料理は逃げていきませんからもう少し落ち着いてください」
 「んむがぐ、むぐぐぐぐぐ、むがががが~」
 「ねぇクレッシル。口に入れながら喋るのはマナー違反だよ?」
 「なぁ、アセトとゲティンはどこいったんだ?」
 「あれ?そういえば2人の姿がみえませんね」
 私たちが美味しいご飯に夢中になってる間にアセトとゲティンの2人がどこかに消えてたよ。
 「あ、いた!!」
 皆の輪からかな~り離れた場所に影2つ。
 遠目に見る限り、手に何か持ってるように見えるし、もしかしたら2人で最後のお酒を楽しんでるのかな?そうだったら邪魔しちゃ悪いよね。
 その後、宴は夜が明けるまで続き、私たちはその宴を思いっきり楽しんだのだった。

 最終話 妹勇者冒険譚 その1.終わり
            その2.へ続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年12月02日 00時03分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[妹勇者冒険譚 ゴッド・オブ・デス編 書き直し分(完)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.