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カテゴリ:無敵ロボ クェーサー(完)
レールガン装備による強化大失敗(?)も記憶に新しいある日のこと。
指令室内に大きな警報が鳴り響き、敵機がこちらに近づいて来てるのを知らせる。 「敵機接近中です。機種の識別反応はアルタルフ、数は8機」 「映像出します」 空が敵機の識別をしている間に鳩子がこっちに近づいてる機体の映像を大型モニターに映し出した。 ふむ……アルタルフか・・・カニ型の戦闘機だったか。 アイツはそこまで大きくないし運動性能が高いから攻撃当てづらいんだよなぁ。 めんどくさいヤツをこっちに送り込んできやがったな。 ま、めんどくさいと言っても現れたわけだし、やらないわけにはいかねぇ。 アルタルフの出現したポイントへと俺達はやってきたわけだが・・・ さて、天音先輩のリゲル改はどうだろうか。 流石に前回のアレもあったし今回は超電磁砲なんていうバカげた1発しか撃てない超威力の武器は持ってきてないと思うが…… ちらっと見てみたが、流石に今回は持ってきてないみたいだな。 「今回はレールガン持ってきてないんだな」 「まぁね、流石に前回のもあるし、量産機相手にあんな武装は持ってこれないわよ。あれはケレスとかハウメアとかいった幹部が現れた時の秘密兵器として取っておくわ」 「ということは、今日は通常武装以外何も持ってきてないんですか?」 「んっふっふ、そう見える?」 なんだこの天音先輩のうざ絡みはw リゲル改をまじまじと見つめてみたんだがな? 「あっ!?なんかいままで見たことのないロングライフルっぽいモノ背負ってる」 「を?本当だな。これが今度の新武装か」 「そうよ、これは威力こそ前に使った超電磁砲ほどではないけど、今後の改良次第ではそれをも超える超威力をほこる武装になる予定のブラックホールキャノンの試作品よ」 ブラックホールキャノン・・・? なんかすげぇ物騒な名前が聞こえた気がするんですが? 「へぇ・・・ブラックホールキャノン・・・地球にもそんな技術あったんだね」 「そのブラックホールキャノンっていうのか?それはどんな武器なんだ?」 「何でもこのライフルの中のエンジン部分を全力で回転させてエネルギーを生み出して~・・・」 言葉はそこで止まった。まぁ、あれだろ。天音先輩自体も構造をよく理解してないんだろうな。 「ま、まぁあれよ。超技術でマイクロブラックホールを生み出してそれを敵に向けて発射して敵を時空の彼方に送り込むっていう代物よ」 「ブラックホールを作って発射、ねぇ。それ使っても大丈夫なのか?暴発したり撃つ前に武器自体を吸い込んだりしねぇか?」 「さぁ?でも、試作品とは言えそのあたりの安全性は確認してるんじゃないかしら」 どうしよう、わけわからん最先端技術の武器は見てみたい気がするが・・・ ま、まぁ・・・とりあえずは目の前にいるアルタルフ達の相手をしないとな。 と、いうわけで龍子背中のブースターを吹かし空を飛び、俺もスーパーモードになり一緒にアルタルフの元へと突っ込んでいった。 第40話 リゲル改造計画 その3.終わり その4.へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月17日 06時47分05秒
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