Der Nakajistil

（昨日のつづき）
そうしているうちに電車はデュッセルドルフに到着。

デュッセルドルフに寄った理由は日本語教会に来るためだった。その日は日曜日で朝の11時から礼拝だった。

なぜ日本語教会に行こうとしたかと言えば、当時僕はドイツ国内に一人の知人も身寄りもいなかったので、教会でとりあえず誰かと知り合っておけ、という周りのすすめがあった為である。そしてある知人から教会の住所を書いたメモをもらっていた。

デュッセルドルフ中央駅に到着したのはその1時間ほど前だったと思う。
僕は大型のスーツケースを引いて歩いていたので、それを預けておく必要があった。そしてほどなくコインロッカーが見つかった。

ところがここで問題発生。
コインロッカーの使い方がわからない。いくら開こうとしても扉が開かない。
通りがかりの人に、使い方がわからないと言うと、「ここにBesetztって書いてるのはだめだ。Freiってのを探しな」と言われた。そこにあるのはほとんどBesetzt、つまり使用中だった。ようやく空きを見つけたときには11時を過ぎていた。

メモにはＵバーン、つまり地下鉄に乗るようにと書いていたがまだ切符の買い方がわからない。それで駅から歩いていこうとした。
が、見知らぬ町の見知らぬ道は地図で見るよりずっと遠い。
あちこち迷ったりしているうちにお昼を過ぎた。もう教会に行っても誰もいないだろう。それでとりあえず町でも見物しようと思った。

ところが、ドイツでは日曜日は店が開いていない。そのことを知らなかった僕は「デュッセルドルフって何て寂れた町なんだろう」と思った。今から考えればおかしな話だが、半年後再びデュッセルドルフを訪れるまで本当にそう思っていた。本当は日曜日でもライン川のほうまで行けばかなりにぎやかなのだが。

町見物を終えてホテルへ向かった。
だが、日本の旅行会社でもらったホテルの地図の場所にあったのは予約したはずのホテルではなかった・・・

（つづく）

経過時間 2月 19日 4時間経過
吸った煙草 0本
吸わなかった煙草 811本
浮いた煙草代 162ユーロ
延びた寿命 2日 19時間 35分
体重　71,9ｋｇ
体脂肪率　19,1％