いつかどこかで

6/16の日記に

自分が社会と関わっているという実感を手に入れるのに、一番てっとり
ばやいのは「買い物」だから、それでお金が欲しいのかなぁ。

なんてことを書いて以来、そのことをずっと考えてた。

人間には欲がある。

物が欲しい。いい物が欲しい。より良いものが欲しい。

物が欲しい。もうひとつ欲しい。もっとたくさん欲しい。

でも、もしも、世界に自分一人しかいなかったら、どうなんだろう。
それでも、同じように、同じだけ欲しいと思うのだろうか。

実は、本当に欲しい物なんて、ほんのわずかなんじゃないか。

物が欲しい。人よりいい物が欲しい。人よりたくさん欲しい。

それが本質なんじゃないか。そんなことを考えていた。

人よりたくさん、という欲を満たそうとするとき、物をたくさん
持っていてもいいわけだけど、それでは比べるときに不便だから、
わかりやすい物差しのほうがいい。それが数字。

お金に換算して比べれば、わかりやすい。
点数に換算して比べれば、わかりやすい。

人よりたくさん、という欲は、実は自分に自信が無いことの
表れかもしれない。比べて安心したい、というのは、不安な
証拠なのかもしれない。

今の世の中は、自分をしっかり見つめていないと、数字に流されて
しまいそうだ。あぶないな。自分も含めて、みんな、あぶないよね。