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友を選ばば書を読みて、六分の侠気四分の熱 妻をめとらば才たけて、顔(みめ)うるはしく情けある 鉄幹が歌ったとおりの妻として、鉄幹の死後も秀歌を作り続け、子どもたちのために 苦労のしどおしだった晶子は、63才で紫の衣をまとって旅立った 愛を歌う奔放な歌姫、戦争にも毅然と立ち向かうたおやかな女性、女性解放運動にも 積極的な関心を示す進歩的な考え方をもつ人 さまざまな晶子像があるが、ちょっと面白いところもある。 番外編は晶子の子どものことだ 彼女はトータル12人の子宝に恵まれた。そのうち1人は生後まもなく亡くなっている。 その名づけがまた、だんだんいい加減になり、まただんだん彼女の心境を色濃く反映してくるのだ。 特に「エドアルド」(確かこんな響きだった)♂、「エレンヌ」♀のふたりは成長してから 改名している 大正~昭和初期にこの名前では、さぞかし浮いたことだろう しかし、考えようによっては晶子はすごい。 「エレンヌ」なんて、現代なら「スザンヌ」という芸名がもてはやされているのだ これって、ものっすごい先読みではないか 受け入れられる時代の到来が、寿命をはるかに凌ぐ先であったのが不運だった。 ちなみに早くに亡くなったあかちゃんの名前は「寸」と書いて「そん」という。 これだって、マクドナルドの前・社長の名前は「田」(でん)、その息子は「完」(かん)。 「田」は口は災いのもとだから、口に鍵をする、ということで名づけられた。 で、世界的に成功した社長は、世界に通じる名前は一文字で呼びやすいもの、と考え 息子に「完」と名づけた。 「寸」が生きていたら、世界的企業家になっていたかもしれないぞ 貧しかった母に一花手向けられたかも しかし響きが「そん」ではなぁ。無理だったかな・笑 子どもを置いて洋行に行ったり、子どもが改名したがるようなけったいな名づけをしたり、 母としての晶子も相当な規格外だったようだ。子どもにとってはいい迷惑だね。 ニッポン紀行、晶子のお話はこれでおしまいです。楽しんでいただけましたか よかったら感想を書き込みしてくださいね。リクエストがあればどうぞ 読んでくださったみなさん、どうもありがとうございました。
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