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テーマ:今日見た光景は・・・(462)
カテゴリ:街
それにしても、久しぶりの東京で、人の多さに改めてびっくり。 静岡県内で市町を歩き回っているときには、行き交う人もまばらな町も多いというのに、新宿でも渋谷でも、他人にぶつからずに歩くのに一苦労。 まさに都会は戦場だ。 私がいかに平穏な町に馴染みきっていたことかと思い知らされた。 久しぶりで東京を訪ねた私には、ひとつ行ってみたい場所があった。 数年前、岡本太郎の壁画が渋谷駅の連絡通路に展示されるという話題があった。 たしか、何ヵ所かの候補地と誘致争いをしていて、渋谷に決まったと聞いた覚えがある。 うろ覚えでしかとは確認していなかったのだが、たしか井の頭線との連絡通路に設置されたと聞いた記憶がある。 確証はないながら、井の頭線をめざして通路を進むと、あった!(もう1枚 ) まさに「芸術は爆発だ!」の岡本太郎の作品だ。 しかしこの壁画、なんというタイトルだったかな? 壁画の周辺をさがしても、タイトルはおろか作者名すらも掲示されていない。 これを見れば岡本太郎の作品だということは一目瞭然だが、せめてタイトルとここに展示された由来ぐらいは掲示してほしいものだった。 道行く人たちは毎日見慣れいてるのだろう、足を止めて眺める人も一人もおらず、写真を撮っているのもおのぼりさんの私一人だった。 会社に戻って調べてみると、この壁画は「明日の神話」。岡本がメキシコのホテルから依頼されて制作したものの、そのホテルが未完成に終わったためメキシコ各地に散逸して行方不明になっていたものが、30年あまり経った2003年に発見されて日本に戻ってきたものだという。 その後東京の美術館で公開されていたものを、渋谷のまちづくり協議会などが中心となって「明日の神話誘致プロジェクト」を立ち上げ、2008年11月、ここに展示されたという。 まだ1年も経っていないのか。 それにしても通行客のみなさん、あれだけ大騒ぎして誘致した明日の神話。 まだ1年も経っていないのに、あまりに冷淡じゃありませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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