先日の西部行脚の道中、掛川市の
掛川城を訪ねた(12/22撮影)。 ここは掛川駅から1km足らずのほど近い場所にあるのだが、掛川市役所とは方向が違う上、駅から市役所までは2km近くあり、往復を歩くとそれだけでへばってしまうため、これまで回り道したことがなかった。 しかし掛川市には、100円乗り放題の市内循環バスがあり、これを使えば市役所への往復は非常に楽になる。 残念ながら本数が少なく、1時間以上の間隔で運行しているため、これまではめったに使ったことがなかったが、この日はたまたま、往復とも10分程度の待ち時間でバスに当たったため、それならばと掛川城まで足を伸ばした。
掛川城の天守閣は1591年~96年にかけて
山内一豊によって築城されたもので、1854年の大地震で倒壊し幕末の混乱の中で取り壊されたという。 その後140年の年月を経て、1993年、
生涯学習都市のシンボルとして現在の天守閣が再建されたという。 さほど大きくはないが、江戸時代初頭の絵図に基づき、忠実に再現された天守閣は、掛川平野の真ん中、小高い岡の上にそびえている。 周囲に大きな建物のない掛川市では、天守閣から360°の眺望が開け、
市外を一望できるのも楽しみだ(
もう1枚)。 この天守閣と、国の重要文化財に指定されている
二の丸御殿をセットで300円で拝観できるというのもなかなかお値打ちだ。