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テーマ:今日見た光景は・・・(462)
カテゴリ:街
先日、静岡市南部海岸沿いの広野海岸公園を訪ねた。安倍川河口から用宗(もちむね)漁港にかけての約1kmにわたって、海岸線を一直線に広がる公園だ(8/9撮影)。
夏休みで家族連れも多く、快晴の日差しは暑いが、潮風が心地よい。なんといっても、目の前180度に広がる駿河湾の眺めが素晴らしい。この感動をみなさんにお伝えすべく、写真をつぎはぎしてパノラマ写真を作成してみた(高さを2倍に拡大した1枚目と原寸の2枚目)。できあがった写真は…… みごとに湾の中央部から広がる海を眺めているのだが…… どういうことだ? この海岸線は一直線だったはずだが? (あと3枚) 不思議なパノラマ写真ができあがってしまい、考え込んでしまった。 これはなんとしても謎を解明しなくては。 一晩酒を飲んで頭を冷やし(毎晩飲んでいるのだが)、図解に挑戦した(3枚目)。すなわち、撮影者は1点を中心に、図のように1~5の順番で写真を撮っている。するとそれぞれの写真は、視点との位置関係で1~5のようになる。これを合成すれば、一直線の海岸が写真のように中央のくぼんだ湾になるというわけだ。これは一つ学習したぞ。 なお、この堤防上は標高約9m、目の高さを加えて10mとすると、5mの2倍で、水平線までの距離は8×√2 約11.3kmとなる。 ちなみに、写真左手が北東の安倍川河口、右手が南西の用宗港からその先が日本坂峠だ。岬の先端にちょこんと飛び出した小山は虚空蔵山(こくぞうさん)。 虚空蔵山という山は全国各地にあるようだが、焼津のこの虚空蔵山には、伊勢朝熊(国宝)、京都嵐山とともに日本三大虚空蔵尊の一つに数えられる虚空蔵尊がある。これは聖徳太子の作といわれ、弘仁6年(815年)弘法大師が當目山(虚空蔵山)に安置したと伝えられているそうだ。
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