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当時のわれわれの主な任務は占領地外に存在している物資はどこに何があるか といった日常必需品の需給の動向とか 児玉機関に必要な情報の一切を調べる
それらの情報に基づいて 輸送機関やあらゆる把握している権利を利用して 交換物資の砂糖 塩にしろ こちらが物価の高低を自由にして その利潤の鞘で こちらが欲する膨大な物資を手に入れることができたわけです 見えない政府 岩田幸雄の証言より わかりにくいのですが 私なりに読んでみると こんなかたちです 当時の中国大陸は ギャロッピングインフレが進行中で現金の価値が落ちていた そのために 日本軍の物資調達は 現金での仕入れではなく 金を含めた現物をつかった調達がメインになってきた 児玉機関もカネをもらい 仕入れをする組織ではなく 塩 砂糖 綿糸綿布 米 麻薬などを公定価格で 調達して これには軍の後援だけでなく かなりの地位の文官まで抱き込むことが必要になり そこから 商品の独占または 優先的に 流通する権利をゲットし 販売後はこれをカネにせず それに対応する物資を先方から入手する こんなビジネスを大陸でしていたんでしょう 揉めて略奪ということはあったんでしょうが この方法だと 貧乏人相手に略奪をやるような集団ではないはずですが また おおきな組織の背景がないとできにくいですが 現地マフィアの協力と ある程度 商品知識と商品相場のわかる人間がいないと 大陸浪人だけでは 機関が運営できないはずです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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