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2022.10.05
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秋が深まると、夜間に上空をオオジュリンなどの冬鳥が鳴きながら通過していきます。
秋冬期に青森県や宮城県などの東北地方から関東や中部地方、新潟県から愛知県、
あるいは中部地方から中国地方などへの移動していきます。
夜、耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。
さて、そのオオジュリンの尾羽について異常が観察された年がありました。
内容については、富田ほか(2013)を参照してください、
当時、富田ほか(2013)が要因としていくつかを上げていますが、甲状腺異常、
放射性物質による突然変異といった点について鳥友の中で話題となりました。
(尾羽異常について)
富田ほか(2013)によると、尾羽異常は、つぎの3つのタイプが認められたと述べています。
(1)虫食い状欠損型(約1 mmの穴が数ヶ所開いている状態や羽枝が途中で溶けたようになりその先が欠損している)
(2)成長異常型(正常羽と比較し長いもの、あるいは短いもの)
(3)成長異常型の長ものと短いものが同時に観察されるもの
尾羽異常が一過性の現象なのか、それとも同様の現象がその後の見られているのか、
我々ウオッチャーが野外で注視する必要があります。
ただし、野外では尾羽を観察できる時間が限られることから前記状態を確認できるかは
困難さがあるものと思います。そのためには、画像で撮影して後から確認するしかありません。
なお、吉安ほか(2020)が述べているように、自然の条件下で生存している小鳥たちの寿命は
短く、小鳥の中ではヒヨドリが10年4ヶ月、ホオジロが8年10ヶ月、アオジが14年3ヶ月と
いったところです。したがって、当時観察された個体がその後も生存している可能性は低く、
世代がかわっているものと思います。
(引用文献)
吉安京子・森本元・千田万里子・仲村昇(2020). 鳥類標識調査より得られた種別の
生存期間一覧.山階鳥類学雑誌.52(1): 21-48.

富田直樹・仲村 昇・岩見恭子・尾崎清明.2013.
2011/2012 年に日本全国で観察されたオオジュリンを主としたホオジロ科鳥類の尾羽の異常.
日本鳥学会誌.第62巻.第2号.p143-152.













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最終更新日  2022.10.05 11:46:37
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