戸隠高原の夏鳥探鳥記
25日から26日にかけて夜行バスを使って長野県戸隠高原に出かけました。お目当ては野鳥はもちろんですが、ミズバショウの花です。5月上旬から中旬にかけて開花したそうで既に見頃はすぎている模様ですが、しっかり見られて満足。森林植物園71ha内の夏鳥たちの鳴き声を堪能して歩きました。園内では木道が車いすでも散策できるようにとリニューアルされていました。さて、夏鳥は、まだ外気温が低くすこし時期が早かったこともあり、最盛期は少しあとの時期となる印象でした。それでもノジコとアオジの囀りの違い、園内のあちこちでミソサザイ、キビタキの囀りと遭遇できました。あわせて、サンショウクイが何度も八十ニ森のまなびや付近からカラマツのこみちにかけて鳴きながら移動していきました。あたらしい発見だったのが、ミソサザイの囀る姿勢についてです。ソングポストはたいてい水平方向の枝や切り株がほとんどですが、今回発見したのが30メートルほどの木の幹にゴジュウカラのように止まって囀っていたことです。(観察できた鳥類)カイツブリ、カルガモ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、コゲラ、アカゲラ、カケス、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、アカハラ、コルリ、キビタキ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ、アオジ(備考)今回はツキノワグマとは遭遇しませんでした。しかし、森林植物園内では複数箇所に足跡が認められました。特にカラマツ園地、高台園地付近の細い沢周辺は出現の確率が高いので単独では入らないことをおすすめします。(写真)アカゲラ雄、アオジ以外は2022年5月26日撮影