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テーマ:野鳥好きっ♪(15911)
カテゴリ:識別について
コミミズクの顔盤にはいろいろなタイプの個体が存在します。 2023年1月までの間で観察できた個体の特徴を紹介します。 個体識別の参考となれば幸いです。 顔盤のタイプを大別すると、つぎのように整理できます。 (A)羽角が長め、羽角が短め、羽角は見えないタイプ (B)顔盤周囲が白い(白っぽい)タイプ (C)顔盤が褐色味のあるタイプ (1)羽角が長めで幅が広く眼周辺が黒く、顔盤は白っぽい個体 2021年3月茨城県稲敷市で観察・撮影した個体は羽角が長めで、 幅が広く眼周辺が黒く、顔盤は白っぽい個体でした。 この時は、接近した撮影者を警戒した際に羽角を立て警戒していました。 (2)羽角は見えず顔盤周囲が白い個体 2013年1月に流山市西深井で観察・撮影した個体は、羽角は見えず顔盤周囲は はっきりと白いものでした。 (3)羽角は短く顔盤周囲が白い個体 2020年1月に手賀沼沿岸で観察め撮影した個体は、羽角が短く顔盤周囲が 白い個体でした。 (4)羽角は見えず顔盤は白い個体 2015年2月に流山市西深井で観察・撮影した個体は、羽角は見えず顔盤は 白い個体でした。 (5)羽角が短めで顔盤が褐色味が強い印象の個体 2013年2月に流山市西深井で観察・撮影した個体は、羽角が短く顔盤は 褐色味の強い個体でした。 (6)2023年1月に江戸川で観察した個体 (1)の個体と同様に羽角が長めで幅が広く眼周辺が黒く、顔盤は白っぽい 個体でした。 (参考:五百沢(2000)に掲載されている写真と解説) 五百沢(2000)に顔盤の写真と解説が掲載されています。 タイプを大別すると、羽角が長め、短い、見えないもの、 顔盤の色では周囲が白いもの、淡褐色と黒褐色のまだら、暗色のもの 不明瞭な個体というように整理できます。 (1)羽角は長めで幅は広く、顔盤は不明瞭で頬が黒褐色のタイプ (2)羽角は短くやや幅があり、顔盤周囲の白色部は不明瞭 (3)羽角は短く顔盤周囲は明瞭に白いタイプ (4)羽角は見えず、顔盤が白いタイプ (5)羽角は見えず顔盤は淡褐色と黒褐色のまだら状のタイプ (6)羽角は見えず全体的に暗色で眼周囲の黒褐色が目立つタイプ (引用) 五百沢日丸.2000.日本の鳥550.山野の鳥.p80-81.文一総合出版.
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最終更新日
2023.01.21 14:09:20
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