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当塾は8月決算なので、ちょうど半年が経過したところ。
大きくは新校舎をつくったことと、講師の採用だ。 このような田舎の辺境の地で塾を始めてしまった のはある方によれば戦略的失敗だそうだ。うん、 その通りだー。でも塾を始めた当初は戦略とか 経営なんて全く考えてなかったし、知りもしなか ったから今さら後悔しても遅い。今ある資源で どうやって結果を極大化していくか考えるしか ない。塾は地域に根ざした産業なので、「地域 特性に基づいた戦略を適用する」必要がある。 それがうまくいけば、「ある戦略をもって、その 戦略が適合する地域選択」をする逆の立場な大手 資本が参入してきても勝てることになる。地域で 強い個人塾とはそうしたものだろう。 そんなわけで、当地域での1番店を目指すのであるが(1番手戦略が良いか悪いかといえば、現状このエリアでは良い)、2教室目を出すことと講師の採用は頭の痛い課題であった。要するに「人がいない」ということ。新校舎については300万、講師採用については100万くらい使った。(新校舎については決算上出てくる数字は「償却」なので、帳簿上は100万程度だが、キャッシュアウトが300万だった) 普通は借り入れを起こすところだけど、償却費等を見込むキャッシュフローベースでギリギリまわりそうだったので、強引に行った。結果的にはギリでまわった笑 ショートしたら奥の手を繰り出すつもりだったが、その必要はなかった。。。 投資の回収に対しては考え方はいろいろだし、どの期間で見ていくかというのもあるので一概には言えないが、少なくとも短期的に見れば一定の成果を得た。 年度内における(あくまで決算上の)効果は、2段階と考える。1番いいのは、投資した年度内に全て回収すること。しかしこれは当然激しく大変だ(特に今期は生徒募集の経費も大幅に増額したし)。ので、次の段階として償却費等を考えれば赤字になったとしても、キャッシュフローベースで黒字化するのを目標とした。そしてそれは早々に達成された。これは良かった。逆に言えば設備投資による償却負担が重いってことなんだけど、償却は基本的に定率法でやっているので来期以降大幅に改善される。 「償却」ってなんじゃ?的な方のために。 設備投資など、「何年もにわたって効果が 見込める投資について、お金を出した分が その期に一気に経費となると決算がとてつも なく赤字になってしまうため、期間を決めて 少しずつ経費として落とすことを認める ってな感じのもの。 今回の新校舎については、300万を手持ち のお金から支払ったんだけど、帳簿上は毎年 7~80万位ずつ経費として計上していく。 逆に言えば、お金を本当に払ったのは今年だけ なので、来年からは「実際にはお金は出て いないのに、帳簿上払っていく」ことになる。 これが、来期「キャッシュフローベースで 手元に現金が残っていく」ということになる。 ま、そんなわけで、今期の投資は割と早い段階で目に見える成果が出たので良かったとしよう。講師採用は未だ継続中であり、校舎数・生徒数から考えると正社員比率は高く、人件費率も高くなっているが、今後の展開のためには必要なものだから今が耐えどき、ということだ。 2年後、当塾の主力層である高校2年生が卒業する。その中からアルバイトを確保できる体制ができあがれば、今後正社員講師の採用を抑えながら展開することが可能になる。そのための布石。 ま、それまで塾が持てば、ってことですが笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 25, 2008 04:34:53 AM
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