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カテゴリ:バスガイドの仕事
信じられないことに、函館空港近くの温度計が、7.7℃と書いてあった。
そんな事は無いやろう?! こんなに寒くて、こんなに雪があるのに。 函館市に入った所の温度計は、3.9℃。 市内の右と左で、こんなに温度差があるわけがない。 と、文句をたれながら、仕事してる。 今日から3泊4日。 千歳で終わって、またその日に受けて同じコースを3泊4日。 7日間のお仕事。 大事に乗ってた平成6年車のミニカが、とうとうだめになって、しかたなく車を買ってしまったので、頑張って6年は働かなきゃ。 どんなきついお仕事でも、どんなに長く続こうとも、仕事を選んではいけないし、不満を言ってはいけない。 働いて稼いで、ローンを滞りなく払わなきゃ。 しかし、腹が減った。 段々日が長くなってくると、夜景見学は暗くなるまで待たなきゃいけないので、夜景より先に夕食になる。 お客様は、ホテルに先に入って、夕食を取ってから夜景に行くけど、私たちはそんな時間が無い。 ホテルに近い乗務員宿なら、先に夕食を飲みに行く事も出来るけど、今回の会社の乗務員宿は、街からかなり離れてるので、行って食べて帰って来る時間が無い。 この時期、函館山のロープウエイの、最終の下り時間が21時なので、30分見学時間を取るなら、20時半には山にいなくてはいけない。 20時20分のロープウエイに乗る為には、遅くとも、19時50分にはホテルを出発しないといけない。 夕食時間を1時間取るなら、18時50分までにホテルに入らなくてはいけない。 逆算逆算で時間を計算して、何とか夕食を取って夜景見学に行けるように、走って行かなくてはいけない。 高速道路を黙々走る。 今は、函館の手前、森町まで高速道路が繋がってるので、新千歳空港から、2回トイレ休憩を取りながら、1時間20分ずつ3回走る。 時間が無い時は、1回のトイレ休憩で、2時間ずつ2回走る。 高速道路だから、私は前に立てないから、椅子に座ったまま、シートベルトをしたまま、体をねじって顔を客席に向けてしゃべる。 腰が痛いのに、今日だけでもかなり無理な姿勢で仕事をしてきた。 早く、客席に向いたガイド席が出来ないかと、切に思う。 で、何とか18時50分前にホテルに着いて、1時間夕食時間を取って、夜景見学に行って、21時の最終で降りて来て、ホテルにお客様を降ろして、21時半過ぎに宿に入った。 おなかが空く。 当たり前。 出勤時間が昼前で、それまでに昼ご飯を食べて出勤して、終わるのが21時半を過ぎてるんだもの。 お客様がバスの中で食べてるおやつを見ただけで、よだれが出てしゃべりにくくなる。 夜景に出掛けるお客様は、夕食を食べて満腹でバスに来るけど、1時間、ホテルの近くで時間を潰して戻って来てる私たちは、胃の中が空っぽで、眩暈もする。 冬の、日の暮れが早くて、夕食よりも先に夜景見学に行けた頃が懐かしい。 毎年、こんな事を繰り返してる。 良く体が持ってる事よ。 引退しない限り、函館山でのこんな生活が続く。 しかし、腹が減った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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