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かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

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かめおか ゆみこ

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2011.10.22
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カテゴリ:カテゴリ未分類
本日、出版記念会です!!

ありがとうございます。ウィンク


定員70名のところ、ゲストさん、
スタッフ含めて、総勢52名!ぽっ

より多くのかたに、いまの気持ちを伝えたい
…と、定員70名・満席をめざしましたが、
残念ながら、かないませんでした。

が、それは、
これからの私の宿題とさせていただき、

今日は、
最~~高っの1日にしたいと思います!

いえい音符大笑い爆弾


さて。

出版記念会の準備でばたばたしていた、
そんな昨日、訃報が入りました。

北海道に住む、高校時代の友人でした。

もう、10年以上会っていません。

2年前から闘病生活をしていたことも、
知らずにいました。


それでも、人生のなかで、
とびきり輝いていた一時期を、
ともに生きた、仲間のひとりでした。

そんな知らせが、
このタイミングで入ってくるのも、
何かのメッセージなのかもしれません。


★今日のフォーカスチェンジ♪

友だちの訃報


「ああ、
 約束を果たしていないなあ」

ふっと、
そんな思いがこみあげた。

友だちの訃報が入った、
そのときにね。


その友だちとの約束じゃなくて、

もっと前に逝ってしまった、
別の友だちとの約束のこと。

みんな、一緒に芝居をつくった
仲間だったけどね。


春浅い、合宿所のひと部屋が、
なんだかとても熱かったね。

たった2日で、ちいさな芝居を
つくろうと、みんなむちゃくちゃ
燃えてたからね。

その脚本を書いてたやつ。


いつも、
どこかさびしそうな眼をしてた。

そんなやつが書いた脚本は、
ものごとを、ちょこっと
ハスにかまえて見てる主人公と、

わけわからんちんのおとなたち。

が登場する、
とっても青くさい物語。(笑)


だけど、私は、その脚本が
とっても気に入って、

その青くささが捨てがたくて、(^^ゞ

まるで、むきだしのいのちが、
そこにあるみたいな気がして、


何年もたったあとに、
言ったんだよ。

「あの作品、書き直さないのなら、
 私にちょうだい。
 私が、ちゃんと書きあげるから」

いいよ。あげるよ…って、
そいつは笑ってうなずいたんだ。


その作品をね。

いまだに
書き直せずにいるんだ、私は。

いや。いまにして思えばわかる。

書き直すことなんて、
できなかったんだよ、あれは。


だって、
あのとき、あの瞬間にしか、
燃えることのできない、
いのちが、そこにあったからね。

あれは、脚本というかたちを
していたけど、

あのときの、そいつのいのちの
かたちそのものだったんだよ。


それを、あのとき、
あそこにいた仲間たちは、
たしかに共有してたんだ。

ことばに言えない何かでね。

だからかな。いつまでも
消えない映像となって、
脳裏に焼きついているんだよ。


そう。私は、
あの脚本を書き直せない。

書き直せないまま、こうして、
胸のなかにかかえつづけて
生きていく。


生きていくってことが、
あの作品を、生かしていくって
ことかもしれないね。

10代の、青すぎる気持ちを、
どこかに引っぱったまま、
生きていくってことかも
しれないね。


昨日、友だちの訃報が
届いたときにさ。

ふっと、思い出したんだよ。

ああ、あのとき、みんな、
一緒にいたよね…って。


あの、けっして消えることの
ない記憶の時間を、

ともに生きた仲間が、
またひとり、逝ったんだなって。

そう思ったら、はじめて
涙が出てきたよ。


そうして、

いま、生きている私は、
これからも生きていくんだ。

生きているかきり、
生きていくんだ。


書き直せない物語を、
胸にかかえたまま。

その物語を忘れずに
「生きる」ってことをとおして、
つないでいくんだよ。


思いを、伝えていくこと。

消えない時間を、
胸のなかに落としていくこと。

それが、私にあたえられた
役割なのかもしれない。


その私も、いつかは
死んでゆくのだけれど、

そのとき、私は何を残すのかな。

私の胸のなかにある、
この青くさい物語は、
誰かがひろってくれるのかな。


わからない。

わからないけど、
いましばらくは、
そうやって生きていくよ。


この胸の痛みが、いま、
自分が生きているってことを、
教えてくれるからね。

生きているかきりは、
生きていくんだってことを、
教えてくれるからね。


誕生日。

ご先祖さまからのいのちを、
引き継いだことを思い出す日。

そして、いのちの終わりに、
また一歩、近づく日。


友だちの訃報が、
あらためて教えてくれた。

生きることの痛みと、

痛みもともに抱きしめて、
つながることの意味。


いのちということ。


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演劇とは「心をあつかう活動」です。
子どもたちの人間性の育成に立ち会う指導者(おとな)は、どのような姿勢で取り組むべきか、さらに、演劇的指導力の魅力は何なのかを、豊富な経験をもとにドラマチックに語ります。
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                    花こちらが目次です音符

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Last updated  2011.10.22 05:52:57
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