テーマ:政治について(19789)
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対米黒字という幻想 http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/e27411be492c997b9cbc5b1b6443bd72 より転載 三國陽夫(みくにあきお)著 黒字亡国―対米黒字が日本経済を殺す 文春新書2005/12/20 「植民地時代のインドは英国との貿易で常に黒字だった」。アナリストの三国陽夫氏はこう指摘する。 インドは香辛料などを輸出して宗主国の英国から大幅な黒字を稼いだが、支払いは英国通貨のポンドで、ロンドンの銀行に預けられた。 インド人の汗と涙で稼ぎ出した貿易黒字は帳簿の上だけだった。英国企業に融資され、 宗主国の投資や消費を活発にした。英国人はインドの産物と資金で一段と豊かな暮らしを実現した、という。 三国さんは近著「黒字亡国」で、いまの日米関係が植民地時代のインドと英国の関係に酷似していることを丹念に描き、 対米黒字が日本にデフレを引き起こしている」と説いている。 米国の貿易赤字は05年7千億ドルを超え史上最大を更新する、という。 日本の貿易黒字は06年11月までに9兆3千億円、年間では10兆円を超えそうだ。 黒字を嫁いでいる曰本がデフレに沈み、競争力で劣るはすの米国が好況に沸く。なぜなのか? 東京証券取引所の平均株価は05年の一年間で40%値上がりした。米国の機関投資家が積極的に買ったことが上げ相場の始まりだった。 銀行の不良債権処理で売りに出た企業を積極的に買っているのも外資だ。 05年1~6月、日本の対米貿易黒字は3兆6200億円あった。同じ時期に3兆4200億円が曰本から米国に還流しでいる。 大赤字の米国に日本から銀行融資や証券投資などで資全が流れ、外資の懐に入って、今度は逆流して日本が買われている。 不動産バブルと言われる米国の住宅ブームも、ジャパンマネーが回り回って支えている。 以上 日本はせっせと貿易黒字で米国債を買わされているが、全てこれは自由に日本側が売りに出す事は禁じられている。 いつまでも、一方的な買い込みのみを押し付けられているのだ。 「日本も自由に米国債を売るぞ」と脅した橋本元総理は早速米国の手で潰された。 米国からの脱却を謀った田中角栄もそうだった、やはりCTAの手で潰された。 対米に関して徹底的な平伏政治をやってのけた小泉詐欺政権はおかげで5年を超える長期政権を維持出来た。 米日強調、日本のメディアを全面コントロールする力を持つ『電通』を裏操作してのマスコミ対策、都合の悪い事は一切報道させず、もっぱら偽の改革報道!! だまされて支持に回った衆愚の民は、とことん日本をダメにさせてしまった。 日本の黒字は帳簿上に過ぎず、全ては購入する米国債の代価という形でアメリカに還流されている。 それがアメリカの好況を生む。 日本は昔の英国植民地時代のインドと全く同じである。 それを更に加速させた『史上最悪の政権→小泉・竹中対米徹底奴隷政権』!!!.. . 年金問題発覚でその腐敗度・崩壊度の深刻さ加減を露出させた国政!! 果たして今後どこが政権とり、どう方向転換して、大是正を果たしてゆくのか?!!... 政治ブローカーと官僚に任せっぱなしのここ60年、国民の与党支持の継続は、今日本を大変な危機に追い込んでいる。 人気blogランキングへ [森田実の時代を斬る] [阿修羅] 投稿板 上記の欄をご照覧あれ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 28, 2007 01:46:08 AM
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