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歩人のたわごと

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2020/05/17
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みなさん、天秤棒をご存知でしょうか
この画像の肩に担いでいる棒のことです

天秤棒(てんびんぼう)とは、第一義に
両端に重量物をぶら下げたり
たくさんの軽量物を取り付けたりして
肩に担いで運搬することを目的に作られた棒

天秤と同様、平衡を保ちやすいように作られている
極めて古い時代から全世界に見られる
人力運搬用の民具である(ウイキペディア)

天秤棒、天秤という呼び方は全国的であるが
西日本ではオオコとよぶ所も多い

オク、サス、六尺(ろくしゃく)、カタネボウ、ツクボウ
などの呼称もある。おもに男性用の運搬具

長さはだいたい1.8メートル以内で
棒を扁平に削り弾性をもたせてある
両端近くにツクという突起をつけて滑り止めにしたり
吊り手の鉤(かぎ)をつけたのもある。
(デジタル大辞泉)


関西人のボクは上の説明の通り
幼時から「オオコ」という名前で呼んでいた
中の一文字を変えるとおかしなことになる(笑)

「負う木」が語源のような気がするが
違うかな?

いまの若い人には天秤棒を理解できるだろうか
実物は世の中から姿を消してしまっているから
すぐに思い浮かべられるかはいささか疑問

我が家に井戸がなかったので
生活用水を、近くの共同井戸から
このオオコを使って水桶で運んでいた

前置きが長くなった
先日、母の七回忌をお願いした妙楽寺で
そのオオコにお目にかかった


そのオオコの両面に文字が掘ってある
見事な文字、これを刃物ではなく火で焼いた釘で書いた?


内容までは確認しなかったが拓本もついている


これはその由来を説明した書面
なんとなく理解できる

昔、乞食坊主が寄食した折、お礼の金品がなかったので
天秤棒の両面に火で焼いた釘で文字を刻して
山水の軸と一緒にお礼に代えた

多分、こんな意味でしょうか
その乞食坊主が金谷上人というわけ

✳️行脚中の坊さんが寺に一時滞在することを
留錫(りゅうしゃく)というのは最近知った

その天秤棒が何かの縁で妙楽寺に保存されている

ボクは初めて聞く金谷上人なる人に
興味がわいたので、WEBサイトで調べた

横井 金谷(よこい きんこく、〈1761年〉 -〈1832年2月1日〉)は
江戸時代後期の浄土宗の僧侶、絵仏師、文人画家。
近江国の生まれ。僧名は泰誉妙憧、別号に蝙蝠道人など。
(ウイキペディア)


なんとなく面白そうな人物というのが匂ってくる(笑)

現在、『金谷上人行状記』(横井金谷)
なる本を図書館にリクエスト中

読後に改めて感想など書いてみるつもり





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Last updated  2020/05/18 08:27:27 AM
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ひろみちゃん8021@ Re:今年もギンラン(04/26) New! こんばんは(^^) 同じ場所に 顔を出して…
神風スズキ@ Re:妙楽寺(守口市)のつつじ(04/25) New! Good evening.  不安定な天気が続いてい…
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