カテゴリ:映画・美術・音楽鑑賞
田舎の鍛冶屋のままで逝きたり (川越市)西村 健児 わが村にも一軒の鍛冶屋があった 今、主亡き後は建物が解体され 跡地には好評売り出し中の幟が立つ 子どもの頃、ふいごを使って 農機具を打っていたおっちゃんの 姿が目に浮かんでくる あのおっちゃんもまた、いずれは 鉄工所にする夢を持っていたのだろうか 新しき登山靴手に我が山の 最後の靴かと初雪を待つ (北海道)高井 勝巳 ボクもまた同じ思いで登山靴を買った あれからもう十年近くになる 国内の身近な山から、遠く ネパールやエチオピアの地を踏み 未だ現役で働いてくれている おそらくもう買い替える必要はなく ボクの最後の登山靴となるだろう 行きつけの診察券を手がかりに 博多駅から財布が戻る (交野市)西岡 聡 無くすのは自分の不注意とはいえ それが人の善意で戻ってくる こんなうれしいことはありません! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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