テーマ:台湾(37)
カテゴリ:政治 政治史 行政
旧暦五月九日。皐月、乃東枯る。 ■ 台湾再生へ終わりなき旅 「かす漬けがいい。これでお願いします」。角館(秋田県仙北市)にあるしょうゆの醸造元で、土産物を物色していた台湾の李登輝前総統は、ポケットからサッと財布を取り出すと、店主に千円札を差し出した。 一日間にわたる今回の訪日で、さまざまな側面をのぞかせた。 李氏一家を乗せた車列は、松島(宮城県)の海景色を離れ、「山寺」の名で知られる内陸の立石寺(山形県)へと向かう。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」。芭蕉の有名な句はこの地で詠んだものだが、東北屈指の仏教信仰の霊山に来ても、李氏は「私は別の宗教を持っており、特に申し上げることはない」とそっけない。しかし、若葉が芽吹く新緑に話を向けると、ぐっとひざを乗り出して言った。 「昨日は海、今日から山。正直にいってびっくりした。森の緑のみずみずしさ。山が大切にされているなぁ。台湾も国として全体的な国土保全を真剣に考えなくちゃいけない。台湾はあと五十年かかるかなぁ」 中尊寺(岩手県)に着いても同様だった。ここ平泉の地に勢力を張った奥州藤原氏が、源頼朝に滅ぼされたのは文治五年の ことだ。その約五百年後に平泉を訪れた芭蕉は「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠った。だが、李氏の関心はもっぱら、京都から遠く離れた東北に拠点を置いた奥州藤原家の「国家戦略」にあった。「なぜ、ここに「都」を置いたか、今も解せない。昔から中国あたりでは地政学が重視されるんだが、地理的な問題に加えて財源がなければ、(国家は)立っていけるものじゃない」 芭蕉の足跡をたどる李氏の移動距離は七百六十キロを超えた。道中、「芭蕉の苦労が分からない」と繰り返した。新幹線や高速道路を使った今回は「楽な旅」だったからで、「芭蕉のように、ぽつぽつと歩いてみたい」と再訪に意欲を示した。 そして李氏は訴える。「将来を見据え本質を見極める努力が大切だ」。台湾内政に目を向ければ、目立つのは近視眼的で自分本位な論争ばかり。李氏が今後、「奥の細道」から台湾再生 への「最後の設計図」を描くとすれば、「私の旅は終わりません」ときっぱり語った言葉の意味は重い。(長谷川周人) 平成十九年六月十四日 産經新聞 平成十九年 六月廿三日 四谷文子「利鎌の光」を聴きながら 愛子内親王殿下は男系女子なので、民間男子との間に設けられた御子様は「女系」でも「男系」でもない。 男┌女…雑系女子 ├┤ ┌女└男…雑系男子 男 ┌女…雑系女子 │ ├────┤ (神武天皇) 女│女┌女…男系女子=愛子内親王└男…雑系男子 ├┤├┤ 神倭伊波礼毘古命┌男└男└男…男系男子=悠仁親王 ┌女…男系女子 │ │ │ ├────┤ │ │ │┌男…双系男子 女 └男…男系男子 ├────┤ ├┤ │ │ │└女…双系女子 │ │ │ 多多良伊須気余理└女┌女┌女…女系女子 ├┤├┤ 男│男└男…女系男子 │ └男┌女…雑系女子 ├┤ 女└男…雑系男子 従って今次の皇室典範改正問題の論点は「女系天皇を容認するか否か」ではなく「男系天皇を放棄するか否か」である。 コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月28日 22時54分12秒
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