カテゴリ:文芸誌
武田百合子さんの名前を知ったのは、雑誌『クウネル』
夫である武田泰淳という名前の作家すら知らなかった。 ご主人が亡くなってからのデビューだという。その『富士日記』はまだ入手してないが、この雑誌を読む限り、それほど難解な内容ではないらしい。そう、現在、そこいら中にある日記と何ら変わりがないのだろう。違うのは、ものを見つめる視点。感性。あたりまえのことを、あたりまえのように受け取らない天邪鬼さ。かといって、その文章は排他的で頑固なわけでもない。 なるほどなあ。一緒にいて飽きないひとだったんだね、きっと。 さて、わたしには百合子さんの名前を忘れられなくしてくれたひとがいる。今ごろ、何をしてるのかなあ(笑 とても、すてきな文章を書くひとだったけれど。いつか、ちゃんとした「本」で彼女の文を読みたいものだと思う。 どっかの雑誌で、彼女を探し出してくれないかな。 村松さんと川上さんの対談で、川上さんが「最近出た若い人向けの雑誌で武田百合子の記事が出たら、その時『富士日記』がよくうれたんだそうです。」と言っているが、その雑誌って『クウネル』のこと? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年03月23日 15時48分22秒
[文芸誌] カテゴリの最新記事
|
|